秋も終盤に差し掛かり、府立植物園内では紅葉の見ごろを迎えています。北山門を入ってすぐ右手のワイルドガーデンに、黄色のドイツアヤメが大きな花を咲かせています(写真左)。別名ひげアヤメとも言われ、萼片(外花被片)の中ほどから花の奥に向かって縦にびっしりと密集した多細胞の毛をもっています。これが髭(ひげ)に見え、髭の奥には、1本の雄しべと横に広がった雌しべの柱頭が見えます(写真中央)。なぜ髭があるのか? 髭には何の意味があるのか、ふだん見ないものがあると気になります。
髭のある場所が場所だけに、まずは送粉に関係があるかな、と誰もが思うでしょう。これとは別の種では、長い口吻をもつマルハナバチの仲間が送粉者として知られ、蜜と花粉を集めます。昆虫には、髭の毛の1本1本がそれぞれ花粉をつくる1本1本の雄しべに見えてしまいます。つまり髭がたくさんの雄しべに見えてしまいます(写真左)。もちろん髭の毛には花粉はつくられません。髭は無数の雄しべの擬態かも。な~るほど、しかしホントのところは分かりません。
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おはようございます!
返信するいつもお花の紹介ありがとうございます。いつも楽しみにしております。
ドイツアヤメと言うと、ジャーマンアイリスですね!そうか~、四季咲き?2季咲き?ジャーマンアイリスなら、今が見頃ですもんね。今咲いてるのが有るとした、これからお正月に向けて、咲き続けてくれそうですね。また見に行きます~。
春は、一気に咲いてゴージャスだけど、あっという間に終わる。その点、秋・冬は時間を掛けて一つづつ、ゆっくり咲いて行く姿がとても好きです。
でも、秋・冬と咲くお花は、ゴールデン・イモータルを始め、黄色が多いような感じがするのですが、気のせいでしょうか?
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