【元編集長のひとりごと】庭は愉快なワンダーランド｜園芸日記byみんなの趣味の園芸スタッフ｜みんなの趣味の園芸

「みんなの趣味の園芸」の投稿で、いつも気になるものがあります。カマキリやイモムシ、ケムシについての投稿なのですが、会員の皆さんのやさしいまなざしに思わず引き込まれてしまいます。

　小生の庭の人気者は、カマキリとツマグロヒョウモン、オオミズアオ、そしてアゲハです。カマキリはどれほど活躍しているかは不明なのですが、いつも庭の番人のような顔をしています。

　イモムシとケムシは、『花と蝶を楽しむ　バタフライガーデン入門』（海野和男編）を参考にしながら観察をしています。温暖化の影響で東京でも見ることができるようになったツマグロヒョウモンは、「庭のひょうきんもの」といった存在です。オオミズアオは大人の中指くらいの大きさですが、きれいな緑色とゆったりとハナミズキの葉を食べている姿がどこか愛らしいイモムシです。

　かつては害虫として目の敵にしていたイモムシ、ケムシでしたが、蝶として羽ばたく割合はわずかしかないにもかかわらず、懸命に生きている姿をみていると、そのユーモラスな表情もあいまって、いつの間にかじっと見守っている自分に気がつきます。

（いよいよ9月。涼しくなるのはよいのですが、一方でチャドクガの発生時期でもあります。これには閉口します。皆さん、ご注意ください。）

（元『趣味の園芸』編集長　原田）

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<9月2日メールマガジンにて配信>
【元編集長のひとりごと】は、メールマガジンとFacebookページに掲載中の、『趣味の園芸』テキスト元編集長原田による園芸エッセイです。


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