「みんなの趣味の園芸」に寄せられる情報のなかで、気になっている投稿がありました。「そだレポ」に寄せられるアデニウムのタネまきの投稿です。
そうした9月の初め、仕事仲間のデザイナー、H氏の事務所を訪ねたときのことでした。オフィスの椅子に腰を下ろしたとき、窓辺で咲いているアデニウムの赤い花が目に飛び込んできたのです。とてもきれいな赤い花です。思わず、H氏にタネがついたら譲ってほしい旨、依頼してしまいました。小生もアデニウムのタネまきに興味があったからです。
それから数日後のこと、わが家に宅配便が届きました。なんと、アデニウムの苗木が入っているではありませんか。早速、H氏に連絡したところ、母君がアデニウムの栽培を楽しんでいるとのこと、そして挿し木で殖やした苗があるのでプレゼントしてくれたとのことでした。その日から、アデニウムがわが家の一員になったのです。
小生は新しく植物を栽培する際、その植物の生理を考えるために、原生地はどこかを調べます。その植物の故郷の環境をある程度、再現できれば、枯らしてしまう事態だけは避けられるのではないかと考えるからです。
園芸大事典によれば、アデニウムの自生地はアラビア半島から東アフリカあたりです。また、アデニウムという名前はアラビア半島南端のイエメンの都市アデンに由来しているとのことでした。おそらく、多肉質で「砂漠のバラ(デザート・ローズ)」と呼ばれるアデニウムは、日当たりを好むとともに、気温が高く、乾燥した条件を好むのではないか、そう考えました。
思えば、今年の夏は酷暑で雨が少なく、ずいぶん水やりに腐心しましたが、多肉植物だけは水やりをしなくても元気でした。果たしてアデニウムはどんな植物なのか、多肉植物と同じような栽培環境を好むのか、以来「そだレポ」を参考にする一方、いつか花が咲く日を楽しみに多肉植物と並べて観察しています。
▼ 会員のみなさんのアデニウムのそだレポはこちら
http://www.shuminoengei.jp/em/pg/cl.php?qIds=5FpEPyR9KKpDqR9p5qeGyR8gpt&T
(元『趣味の園芸』編集長 原田)
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<10月7日メールマガジンにて配信>
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こんにちは~
返信する趣味園の友人が種まきして育てています。
私にも種を送ってくれて10月6日に30個撒きました。
発芽は10日から13日と読んでいます。
現在育てているのは7月22日に発芽した新芽です。
挿し木の場合樹が大きくならないのだそうです。
種からだけが樹が膨れて可愛い形になります。
今撒いた種はお花の色は咲いてみないと分かりません。
楽しみです♪
いちみさん
返信するこんにちは。
タネから栽培されているんですね!
そうそう、アデニウムの根元が太るのは実生だけといいますね。
私もタネから育てるのが園芸の基本だと思っていますので、いつかタネを入手して挑戦しようと思います。
コメントありがとうございました。
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