【園芸LOVE原田が行く】超高層ビルの谷間を「花咲く谷」に｜園芸日記byみんなの趣味の園芸スタッフ｜みんなの趣味の園芸

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大都会のビルの谷間と聞くと、ビル風が吹き抜ける無機質な空間をイメージします。そんなビルの谷間を人々が集う「花咲く谷」にしようという取り組みが、池袋・サンシャイン広場で始まっています。
　超高層ビルの麓のガーデンづくりに取り組んでいるのは、ガーデンプロデューサーの竹谷仁志さん。2004年に行われた「浜名湖花博ワールドガーデンコンペティション」で、人間が植物や動物と共生していた武蔵野の原風景を想起させる作品「和敬清寂」を出品し、グランプリを受賞しました。
　竹谷さんの作品には、草や木とともにある土の匂い、せせらぎの音、そよ吹く風等々といった、我々の五感に働きかけてくるものを感じます。
「見上げれば超高層ビル」というサンシャイン広場――。竹谷さんは、「樹木や草花をきっかけに、人々が居合わせていることを互いに実感できるガーデンを、みんなでつくることができれば」と語っていました。
　今年2回目の春を迎えたビルの谷間のガーデン。まだまだ大きな木ではありませんが、ソメイヨシノやオオシマザクラ、エドヒガンザクラの蕾が膨らみ、足元にある季節の草花が咲き始めました。超高層ビルの麓がサクラの木の成長とともにどんな花咲く谷になるのか、花がコミュニティの核になる事例として見守っていきたいと思います。

3月28日（金）・29日（土）には「さくらまつり」が行われ、
竹谷さんによる「ガーデン見どころツアー」も予定されています。

「サンシャインシティは花ざかり2014」公式サイト
http://www.hana-zakari.jp/

（元『趣味の園芸』編集長　原田）

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<3月24日メールマガジンにて配信>

【園芸LOVE 原田が行く】は、「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』テキスト元編集長の原田による園芸エッセイです。メールマガジンとFacebookページにも掲載しています。


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