ムクナ・ノヴォグイニエンシスが観覧温室・冷房室で真っ赤な鮮やかな花をつけ、フジのように垂れ下がって咲いています。ノヴォグイニエンシスとはニューギニアをラテン語で表現したもので、ニューギニア原産の大型つる性植物です。
1987年10月に元園長高林成年さんがスリランカのペラデニア植物園を訪れた際に種子を譲り受け、当園で育成して、1993年4月に日本で初めて開花しました。名前がよくわからず、最初の頃はアルベルティッシーと呼んでいましたが、ノヴォグイニエンシスが正しい名前であると考えています。
似た種類にムクナ・ベネッティーというのがあります。その違いはベネッティーは11月ごろ咲き、花色がオレンジ色っぽくてより鮮やかに見えます。また、ベネッティーは花梗が短くて棚にくっつくようにして咲くのに対して、ノヴォグイニエンシスの方がゆったりとした感じで咲きます。
ノヴォグイニエンシスの蕾は毎年結構できるのですが、途中で落ちてしまって、数年に一度しか咲いてくれません。なぜ落ちるのか、原因をつかめないでいます。種子はできたことがなく、挿し木の活着率も悪いところからなかなか殖えません。非常に珍しく、なかなか見れない花なのでぜひ見に来ていただければと思います。もう一方のはアイラトビカズラです(右)。非公開エリアに植わっているので見ていただけないのが残念です。公開エリアに植わっている方は今年花が付きませんでした。
木姿がコンパクトにまとまって、それなりに咲いてくれました。
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