夏になると話題が多い園芸植物、ヒョウタン。そこでジャンボひょうたん会の大槻義昭さんを訪ねると、今夏も巨大なヒョウタン、珍しいヒョウタン作りを満喫していました。
西アフリカが原産地といわれるヒョウタン。日本での栽培では、高さ4センチ前後の小さなものから、高さ80センチ超・重さ30キロといったヘビー級、さらに全長2メートルに及ぶ長~いもの等、形もサイズも多様です。風変わりなヒョウタンもあります。
これほどバラエティ豊かなヒョウタンと向き合うとき、「いかに大きなヒョウタンを作るか、いかにフォルムの美しいヒョウタンを作るか」、ヒョウタンLoveの深さが発揮されます。病気に強い接ぎ木苗作りに始まり、高温と強い日光が注ぐ成長期の手入れ等々、「手をかければかけた分、ヒョウタンの出来はよくなる」そうです。
以下、大槻さんの日々のヒョウタン栽培の一例です。
【整枝・誘引】1週間放っておくと蔓が伸びて葉が繁茂し、収拾がつかなくなります(成長期、1日で蔓が20センチも伸びてしまう!)。
【病害虫対策】アオムシや病気からも守らなければなりません(大切な葉や果実が台無しになってしまう!)。
【人工授粉】開花期は夜明けとともに受粉作業(ヒョウタンは夕方、白い花が咲くことから、夜、昆虫によって自然受粉しないように工夫し、翌日早朝から受粉作業!)。
「今年は久しぶりにジャンボなヒョウタンができそうだ」という大槻さん。美しいヒョウタン収穫のために、「台風や強風からヒョウタンを守るべく天気情報とにらめっこする毎日が続いている」そうです。
(写真)「八千代エース」。胴回り1メートル20センチ、高さ85センチ、重さ30キロ(撮影時、成長中)。大槻さんと比べるとその巨大さがわかる。
(写真)巨大なヒョウタンはその重量ゆえに、棚に直接、結び付けられていた。
(アルバム)大槻義昭さんのジャンボひょうたん集
http://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_fh_album&target_c_album_id=6951
ジャンボひょうたん会
http://www8.ocn.ne.jp/~yyotsuki/
(元『趣味の園芸』編集長 原田)
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<7月22日メールマガジンにて配信>
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