みんなの趣味の園芸スタッフさんの園芸日記
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【園芸LOVE 原田が行く】これが「ニュートンのリンゴ」――科学する心を呼び覚ます

2014/07/28
【園芸LOVE 原田が行く】これが「ニュートンのリンゴ」――科学する心を呼び覚ます 拡大 写真1 【園芸LOVE 原田が行く】これが「ニュートンのリンゴ」――科学する心を呼び覚ます 拡大 写真2 【園芸LOVE 原田が行く】これが「ニュートンのリンゴ」――科学する心を呼び覚ます 拡大 写真3

アイザック・ニュートンは1665年、木から落ちるリンゴの実を見て万有引力の法則を発見!――文京区にある小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)で、このエピソードにある「ニュートンのリンゴ」を見ることができます。

 リンゴの木の名前は「ケントの花」(Malus domestica cv. Flower of Kent)、観賞用のリンゴだそうです。ニュートンの生家にあったリンゴの木が接ぎ木によって繁殖され、1964(昭和39)年、イギリス物理学研究所所長サザーランド卿から日本学士院長の柴田雄次博士に寄贈されました。

 4月中旬、リンゴの木は花径4~5センチほどの薄く紅が入る白い花を枝一面に咲かせていました。リンゴは自家不和合性のために他品種の花粉で受粉させますが、小石川植物園によると140個ほど実が着いたとのことでした。リンゴの実はその後、落果したり鳥についばまれたりして、7月下旬では満足な状態の果実はわずかになっていました。

 よく茂った枝葉の間から顔を覗かせている、テニスボールよりもやや小さなリンゴの実。350年前、若きニュートンも同じリンゴを見ていたのだろうか!? 夏のひととき、うっすらと赤く色づくリンゴの実を目の前にして、暫し科学のロマンに浸ってしまいました。
(今日、「ニュートンのリンゴ」はさらに接ぎ木によって繁殖され、日本各地で育てられているようです。皆さんの近くでも「ニュートンのリンゴ」を見ることができるかもしれません。)

小石川植物園
http://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/koishikawa/

(写真1)色づき始めた「ニュートンのリンゴ」。大きさはテニスボールよりもやや小さく見えた

(写真2)4月中旬に咲いた「ニュートンのリンゴ(Malus domestica cv. Flower of Kent)」の花。たくさん咲いていた

(写真3)「ニュートンのリンゴ」の木の隣にある「メンデルのブドウ(品種名不明)」。遺伝学の基礎を築いたメンデルが実験に用いたという。ブドウの房はもう少し大きくなるのだろうか!?

(元『趣味の園芸』編集長 原田)

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<7月28日メールマガジンにて配信>

【園芸LOVE 原田が行く】は、「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』テキスト元編集長の原田による園芸エッセイです。メールマガジンとFacebookページにも掲載しています。

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