京都府立植物園さんの園芸日記

クレマティス・アルマンディ

2019/04/17
クレマティス・アルマンディ 拡大 写真1 クレマティス・アルマンディ 拡大 写真2 クレマティス・アルマンディ 拡大 写真3

植物学の用語に「両分」という言葉があります。横文字ではchorisisとかDédoublementなどを使い、花弁や萼片が縦に2つに裂けてしまうことを指します。
私の長い研究者人生がクレマティスから始まったために、それがあるとつい目がいってしまいます。大芝生に近い建物の壁にそって常緑性のクレマティス・アルマンディが少し前から満開です(写真左)。花はもともと4枚の花被片をもっているのですが、「両分」がよく分かる花が幾つもついています。両分が花被片の中ほどまで達し、そこで終わっているものもあり(写真中央)、1枚あるいは2枚の花被片に「両分」が起こり、5弁、6弁の花になった花もあります(写真右)。つぎつぎ見ているとあきません。

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みんなのコメント(2)

花びらが分離して、本来4弁の花が5弁.6弁と変化するのですね。面白いですね。知りませんでした。
アルマンディっていうのですか。
趣味の園芸4月号(2016)にアーマンディーと書いていますが、同じものでしょうか。

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同じものです。種の学名がClematis armandiiといい、英語読みするとアーマンディーとなります。この種は中国原産で名前のarmandiiは中国で宣教師だったArmando David(1826-1900)に因んでいます。

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