生態園は面白い。先週は気がつかなかった植物が突然花を咲かせていることがある。そんな植物の1つです。
南アフリカ原産、1762年、リンネが新種として発表しています。和名はありません。花がきれいなため、観賞用として北米へ持ち出され、さらに広がったようです。花は典型的単子葉型3数性。外花被片3、内花被片3、雄しべ3本、雌しべ1個(子房は3室)。柱頭が大きく3つに割れ、その下のほうに雄しべの葯が、背軸側で花柱にぴたりとついて、弱い左右相称花です。
花のかたちや色など多様性が多く、かつてはそれらについて20ぐらいの亜種や変種がつくられていました。しかし今は無意味、として認められていません。植物園では、大芝生の北側に生えています。いつ、誰が植えたものだろうか、ラベルが無かったのでつけておきました。アヤメ科のグラディオラスと言えば、あのやや派手な花を連想させますが、この花は薄い黄色みがかった色で、気になる美しさです。引き付けられます。
おはようございます!
返信するいつも京都府立植物園さんには、色々お花見させていただき、お世話になっております。生態園に春咲きグラジオラスが咲いているのですか。そんな所にグラジオラスが咲いてるとは、よく行ってますが知らなかったです。また見に行かなくては~!因みに京都府立植物園さんに、冬咲きグラジオラスは有るのですか?
遅くなって申し訳ありません。職員のみなさんに聞いてみましたが、園内に冬咲きグラジオラスはないとのことです。ただ、面白いことに、公開していない温室にあるグラジオラス・トリスティスは冬に咲くそうです。
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