5月18日(2020年)、植物園がやっと再開園しました。
アリウム・ギガンテウムを含むネギ属(約660種)は古くは単子葉植物のユリ科に入れられてきましたが、DNAを利用した解析結果を受けて20世紀終わりには、ネギ属だけから成るネギ科として独立したことがありました。しかし今は、もっと大きなヒガンバナ科の中に入れられています。
この植物は、毎年春になると植物園の一角、ヨーロッパ型庭園の沈床花壇に現れます。中央から東南アジア原産と言われますが、展示用に世界中の植物園で栽培されています。栽培ネギの中では世界最長、紫色の小さな花を無数に付けた大きな球状のネギ坊主(花序)が最大の特徴で、高さ1.5メートル、花序の直径15センチメートル(写真左)。海外ではジャイアント・オニオンと言われますが、和名は無いので私は勝手に「びっくりネギ」と呼んでいます。
花序が丸くなければあまり人目を惹かなかったかも知れません。丸い花序をつくる花の数? 誰も数えたことがないと思いますが、たぶん2~3,000個か、もっと。圧倒するような大きな花序に見とれ、つい個々の花を見逃してしまいますが、よく見れば、外花被片3枚、内花被片3枚、雄しべ6本(外側に3本、内側に3本)、雌しべ1本が並び、分かり易い単子葉植物の花そのものです(写真中央)。雌しべの子房から蜜が出て、それを求めて虫がやってきます(写真右)。
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