ミカン科の1種です。この植物の名前はコクサギ型葉序という用語とともによく知られています。その葉序(葉の配列規則)では、連続する2枚の葉が右側に2枚、左側に2枚、そしてまた右側に2枚と配列を繰り返します(写真左)。もちろん、葉を太陽に向けて広げたときに、そんな不思議な配列になったものです。
しかし花は、4月初め、そうしたユニークな配列を示す葉が展開する前に咲き出します(写真中央)。雌雄異株で、雄株に雄花が、雌株に雌花がつきます。園内にある2本の木は残念ながら雄株のみ。雄花も雌花も小さく、しかも花弁が目立たないため注意してないと花の前を通り過ぎてしまいます。
ミカン科の花はもともと5数性ですが、コクサギの花は4数性。そのため、萼片4、花弁4、雄花では雄しべ4本(写真右)、雌花では雌しべ1本。さまざまなアルカロイドが含まれていて、そのうち2種類のキノリンアルカロイドは熱帯熱を引き起こすマラリア原虫に対して阻害活性をしめすとか。
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