サボテン科の1種。稀に、しかも夜間に開花し夜明けとともに萎れてしまいます。観覧温室の中に昼夜逆転ルームがあり、平常はその部屋を使用して夜間開花する植物を展示しご覧いただいています。しかし。コロナのせいでその部屋は閉鎖中です。そこで温室担当の職員のみなさんが少工夫をして日中見ていただけるようしました(写真左、中央)。
月下美人の花は、他のサボタン科の花と同様、無数の萼片、花弁、雄しべ、1つの雌しべからなります(写真右)。左右相称で、写真でみると、下方に雌しべがあり、その先端が10本以上に割れた柱頭があります。雄しべも100本以上が花の下方にあります。雄しべは、おそらく元々5本か10本の雄しべがそれぞれ枝分かれし、そのためたくさんの雄しべになったものです。無数の萼片と花弁が長い筒(花被筒)をつくっていて、確認したことはありませんが花被筒の奥でたぶん蜜をつくっています。甘く良い匂いがします。送粉者(たぶんコウモリ)がやってきて花被筒に頭を突き入れると、頭やお腹に花粉がついてしまうのでしょう。
花の直径10センチ以上、開花前の蕾でも長さ10センチ以上あります。蕾をとってフライパンで軽く油炒めしてから、醤油をちょっとたらして味付けしたたけでおいしく食べられます。が、やらないで下さい。
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