京都府立植物園さんの園芸日記

アオバナ

2020/07/12
アオバナ 拡大 写真1 アオバナ 拡大 写真2 アオバナ 拡大 写真3

 いま四季の彩の丘で咲いています(写真左)。ツユクサの園芸品種です。ツユクサと違うのは、左右に、帽子のように広がった花被片です(写真中央)。そのためオオボウシバナとも呼ばれています。青い色が鮮やかで、指で触ってこするとたちまち青い色が指先についてしまいます。この青い色素が友禅染の下絵の絵の具として利用されるそうです。近江の草津では、その目的で古くから栽培されてきたらしく、草津市の花に指定されているそうです。
 花は、外花被片3枚、内花被片3枚、雄しべ6本(3+3)、雌しべ1本から成ります。3枚の内花被片のうち、上の2枚が左右に大きく広がり、下の1枚は小さく、しかも着色しません。3枚の内花被片と互い違いに配置する3本雄しべのうち、下の2本だけが花糸が長く、早く花粉が成熟します(写真右)。残りの雄しべも花粉を作って飛ばすどうかは分かりません。

みんなのコメント(4)

こんばんは~。
我が家でもアオバナ(オオボウシバナ)が咲いています。
今年一番に咲いたのは八重でした✨
初めて豪華な花が咲いたので、上手く種が採れたら、と思っています。

数年前にたくさん花が咲いたので、押し花にしようと花を摘んだら、指が青く染まりました💦
押し花はとても綺麗な色で仕上がり、挟んでいる紙も青く染まっていました✨

友禅の下絵を描く染料として、花を摘む。
でも、咲いてる花の近くには蕾もあるので、花だけを摘む作業は大変だったと思います。

コロナの影響で植物園には暫く行けませんでしたが、また、伺いたいと思っています。
アオバナを紹介して頂いてありがとうございました。

返信する

そうでしたか、私も指を青く染めてしまいました。
是非また植物園へお出で下さい。

草津市の花アオバナを興味深く読みました。宿場まつりでペットボトルのアオバナの飲料を飲んだ記憶があります。

返信する

アオバナの飲料、飲んだことありません。やはりあのきれいな青色でしたか?

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