今の時期の自然観察散歩の楽しみは、冬芽と葉痕。いつもは足元の花が主だが、視線をあげて木の芽の観察も面白い
木々は春に伸びる生命力を蓄えた小さな冬芽をいろいろな方法と知恵で寒さと乾燥から守っている。芽鱗という堅い殻を何枚も着てタケノコのような姿のものや、毛皮のコートを着ているもの、毛深いが何も着ていないものなどいろいろ工夫して冬に耐えている。
冬芽のすぐ下にある葉が落ちた後の葉痕の形も面白い。維管束痕が目や口に見えかわいいお顔をしている。何に見えるか友達と比べるのもまた楽しい😆💕✨
1.
帽子を被っているような冬芽。芽鱗が外れるときに先端が最後に残るため帽子のように見える。
ヤマボウシは、芽鱗の縦半分の位置で切れる。早い時期に上の方はとれてしまうので、帽子はなかなか見つからなかった😆見つけた時は嬉しかった
リョウブは、2枚の芽鱗が下からはがれた帽子。こちらも脱げやすいので残りわずかだった
やじろべえ.スナフキンとか帽子がとれるとロウソクとかモスクとか
2.
毛皮のコートを着た冬芽。モクレン科の3種の見分けは実際にはなかなか難しい😱
コブシ:灰色~黄土色の長軟毛。花芽は枝先につき、枝に沿った方向なのであちこち向いている。
ハクモクレン:銀色の長軟毛。ミンクのコートのように見事にすっぽりと大きな芽鱗に包まれている。芽の付け根も毛が目立つ。
シモクレン:灰緑色の軟毛。毛は少なく寝ている。ハクモクレン、シモクレンとも大型の花芽は開き始めると先端がみんな北を向く。堅いつぼみの時も上に向いてつくのでコブシと見分けられる
3.
副芽を持つ冬芽。春伸びる芽(主芽)の他に予備の芽(副芽)を持つもの。副芽は主芽が寒さや事故でダメになったときに成長する。準備周到さに恐れ入る
他にも特徴がある冬芽はたくさんあります。葉痕も様々でとてもユニーク
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