デイサービスにいらっしゃる利用者さんは、いろいろな介護度の人がいます。認知症の人、身体の不自由な人、目がご不自由な人など。
その日の園芸活動は、利用者さんに、いろいろな、香りを嗅いでもらうことでした😊
お決まりの、有名なハーブ、「ラベンダー」や「ローズマリー」。そして、今回は、「コーヒー豆☕」が、用意されました。
ラベンダーもローズマリーもいい香りですが、香りとしては強い香りなので、あまり、たくさんは、利用者さんに渡さず、数センチの一枝を渡します。
「ラベンダーは、鎮静作用があり、ローズマリーは脳を活性化しますよ。」
という、説明をすると、
「私の、認知症もなおるかしらね。」
クンクンさせて、皆さん、匂いを嗅いでいらっしゃいました。
その、ハーブを差し置いて、皆さんに好評だったのは、「コーヒー豆☕」でした。
「コーヒー☕の香り、久しぶり。飲みたくなったね。」
ある、少し認知症のある女性の利用者さんは、コーヒー豆の香りを嗅ぎながら、遠くをみるように昔話を、突然始めました。
「昔ね、主人と、海辺の綺麗な街で出会ってね。海⛵を見ながら、デートしたのよ😍😍また、主人と一緒に、コーヒー☕飲みたいわね」
その後も延々と、ご主人との想い出話は尽きません。
頬を赤らめ、まるで、少女のような表情🥰🥰をなさっていました。
コーヒーの香りが、昔の記憶を呼び覚ましたのです。
年を重ねてくると、体のいろいろな機能が、衰えてくるといいますが、嗅覚は最後まで残っている機能なんでしょうね。
私が、認知症に対する概念を改めたのは、この利用者さんとの出会いがあったからです。
認知症だからといって、諦めてはいけません。失われた記憶が何かのきっかけでよみがえるのですから。
ご家族に、介護している方がいらっしゃれば、その方の元気な時に好きだった香りを、嗅いでもらうと、いつもと違う反応をみせるかもしれませんよ。
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香り、そういうこともあるのですね。勉強になりました。
返信する有難うございます。
バラと芝生さん こんにちは
コメントありがとうございます。
バラと芝生さんも、想い出の香りがきっとおありでしょう。
綺麗な芝生を維持するのは、この暑さで大変だと思います。ご無理、なさらないように。
こんにちは。身内に要介護者がいるので、興味深く読ませていただきました✨🌱
返信する園芸活動やアロマ効果のあるものを活用したアクティビティ、特に認知症のケアにとても有用だと思います。
香りが記憶を呼び起こすきっかけになりますよね✨
そういえば、身内が以前通っていたデイでは、バラのお風呂🌹レクをやっていたのを思い出しました。バラの香りはホルモンバランスを整えたり、美肌にも効果があるそうで…
目からウロコでした😲
ちはや*さん こんにちは
コメントありがとうございます。
ちはや*さんの想い出の香りは何ですか?
私は食いしん坊なので、ウナギのかば焼きの臭いかな🥰?
バラ🌹風呂も素敵ですね。私もバラをいっぱい育てていた時挑戦しました。贅沢にたくさん使いましたが、後片付けが大変でした😩
こんにちは。
返信する香りって、園芸の魅力の一つになっていますよね。今ならユリの香りに癒されます。
病院の「カサブランカファミリー」も良い香りなのではないですか?
医療関係者の皆様に 香りも少しだけでも楽しんでいただけたらいいですね。
ラベンダーやローズマリー、そして、コーヒー・・・
どれも良いですね。ナイスアイデアです。😀
認知症って、全部忘れているわけじゃないのですね。
以前新聞で読んだ話で、
成人式が近いある日に、若いヘルパーさんが何気なく「成人式が来るけど、着付けが出来ないし・・・美容院に予約して高いお金を払うのもどうかしら。」とうっかり 呟いたら、
傍のお婆さんが「私が着せてあげるよ。大丈夫。小物も全部持ってきたら」と言うので 出来なくても良いからと持っていったら すごく早くきれいに仕上げてくれたそう。
その方は、認知症でホームに入っていたけれど、元美容師さんだったそう。
それから そのホームでは できる人に料理とかもお手伝いを頼んでいるとか。
雰囲気が明るくなったそうです。
たまゆらさん こんにちは
素晴らしいエピソードありがとうございます。
認知症だからと、家の中での用事をすべて取り上げてしまうと、ますます、ボケが進行してしまうんですよね。
火を使うようなことは、気を付けなければいけませんが自分でできることは、なるべくしてもらったほうが、生きがいにもなります。
ただし、そばで見守る家族は大変ですよね。
現に、私も90代の親を二人抱えており、どちらも軽い認知症がありますが、最低限の家事は自分でやっており、様子を、ちょくちょく見にいってますが🙄
暑中お見舞い申し上げます。
返信するふとしたガーデニングのきっかけで日記を読むことが多くなり、認知の事で大切な事を教えて貰った気がします。
娘も疲れが蓄積して、土曜日の深夜に過呼吸発作を久しぶりに起こしてしまいました。二年前にも大きな発作を起こして、トラウマが有ったようです。でも、偉いのは自分で体を理解する事が少しずつ成長と共に出来るようになったり、私も試行錯誤ですが
娘の視線で考えたら怖いんだろうなと思いました。
昔は苦手とは言っても細かい表現を言えなかったけど、緩やかに進歩はしてるんだなと思いました。
珈琲のエピソードも素敵ですね。
私も珈琲を毎日飲むから、デート事を思い出すなんて、素敵なおばあちゃんだなと、
施設に居る母はついつい言い過ぎてしまったり、色々ストレスを抱えてます。コロナが落ち着くと良いなと思います。
暑いのでボランティアの仕事、気を付けて下さいね。
いつも素敵な話しありがとうございます🎵
さっちゃんさん おはようございます
娘さんとのやりとり、いろいろご苦労はおありのこととはおもいますが、愛情深く見守っている、さっちゃんさんが目に浮かびます。
私も、認知症の人をお世話しながら、逆にいつも教えられることが多かったです。
何かがきっかけで記憶を呼び戻す事は、私たちでもありますよね。
返信するそういった働きかけが、認知症予防や認知症の進行を食い止める事につながると思います。
認知症になってしまった昔のピアニストが、ピアノの前に座った途端、顔つきが変わりピアノを弾き始めた映像を見たことがあります。
自分がピアニストであることを思い出したのでしょうか?
おはようございます。
新たな情報、ありがとうございます。
はじめまして~。
返信するとても素敵なお話ですね。
私は、62歳〜88歳までの認知症の姑を自宅で介護しました。
精神的にも肉体的にも、限界だと思った時に、お亡くなりになりました。
ホッとしたと言うのが正直な気持ちでした。
最後まで心の通わない姑を介護するのは辛い日々でした。
もっと早くこのお話を聞いていたら、もっと心穏やかに余裕を持って接していられたかも知れません。
農家の仕事と、家事と介護、いっぱいいっぱいでした。
撫子さん おはようございます。はじめまして。
いつも、元気で明るい日記を拝見させてもらっていますが撫子さんが、そんな大変な経験をされていたなんて。
デイサービスで園芸活動をしていた時は、他人をお世話していたから、冷静な目で、接することができました。自分の身内が認知症になっても、うまくやっていけると。
でも、身内がなると、感情が入ってしまい、きれいごとで済まなくなりました。諍いも、よくあります。それが、兄弟まで巻き込んで、大変です。
そんな大変な思い、撫子さんは、26年間もされてきたのだと思うと、涙がでます。
ですから、介護者を少しでも楽にするためにデイサービスがあるんです。それも、園芸活動を取り入れている施設はまれで、大抵は、歌とかゲームですが。
義母がようやく、デイサービスに行ってくれることになりました。施設の人に、工作を褒められたと、にこにこして帰ってきました。
うちの近所でも、新しく建てられる建物は、ほとんど、介護施設ばかり。ヘルパーさんをそんなに確保できるのかと思ってしまいますが。
自分たちも、いずれは介護される身。認知症になっても、嫌なおばあちゃんにはなりたくないのが理想ですが、コーヒー豆の香りで少女になったおばあさんのようでありたいです。
プルスワさん
返信するいつもありがとうございます。
いいお話がきけました。
この日記 趣味園のメールマガジンにピックアップされていましたね。
いつも心に響くお話で読ませていただくのを楽しみにしておりますが なかなか皆さんの日記をゆっくり読ませてもらう時間がとれなくて失礼しています。
暑いおり御身おたいせつに。🐞
三日月さん こんにちは
返信するあらまあ、私の拙い記事が載っているんですか?
情報ありがとうございます。
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