湯島臥牛さんの園芸日記
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湯島臥牛さん  東京都
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終点 🚃

2021/11/19
終点 🚃 拡大 写真1 終点 🚃 拡大 写真2 終点 🚃 拡大 写真3

西高島平「赤塚溜池公園」で釣り




なんだか『関東の果て』に来た、って感じ。




【写真1】西高島平駅。板橋区。

都営三田線 北の終点。


いや、果てっつってもそれほど田舎って事じゃない。

山ン中でもなけりゃ田んぼ・畑でもねぇ。
駅の周囲はずっと住宅地が広がってる。


釣り場の公園までは駅から徒歩15分。

道中は閑静な住宅街。それも高級。


ただ、なんだか邸宅が古い。
昭和だな、S40〜50年くらいの外観。

あん頃のホームドラマの舞台みたいな町並み。
まるで五十年くれぇタイムスリップしたような。


おまけに、昼前なのにひとっ気が全く無い。

お母さんが赤ん坊連れて歩いてても良さそうだが。





【写真2】小っちゃな池。名の通り元は溜池?

ヘラ釣りのオジさん達が池の淵に陣取ってる。


ヘラブナ釣りはマブナ釣りとは違い『静の釣り』
釣り場の淵にダルマのようにドカっと座り静かに竿を振る。

魚が掛かると、出来るだけ暴れないように引き寄せて玉網に入れ、そっと手元へ手繰り寄せ優しくハリを外す。

このように、釣り堀・管理釣り場じゃヘラブナを極力消耗させないよう扱う。


これは、ヘラブナは大正時代に琵琶湖原産の「ゲンゴロウブナ」が釣り堀用に品種改良された物で、いわゆる『ゲームフィッシュ』
お客に釣らせてすぐにリリースしてもらい、繰り返し楽しませて商売する商品なので出来るだけ魚体を傷付けないようにする為のマナー。

“返し”の無い『ヘラスレ鉤(ばり)』を使用するのもその為で、外す時にヘラブナの口を傷めないように作られてる。


でもヘラ釣りは、おいらの性に合わない。

フナを釣るならやっぱマブナでしょ。

真鮒(まぶな)釣りは反対に『動の釣り』「攻め」の釣り。

川や池・沼のポイントを探って歩く釣り方。

もちろん全部が野生だ。

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=841493


マブナはミミズ・アカムシでも釣れるし、バン・うどん・グルテンにも食い付く『雑食性』

ヘラブナはグルテン・マッシュポテトなどの植物性のエサでないと喰わない。
『純草食性』と云える。

昔からヘラを養殖する業者が各地へ輸送して放流してる。
エサが安価な植物性になるように養殖されたのだろう。


野生のヘラブナ(野ベラ)が釣れる場所も無いではないが、それは人間が放流したヘラブナが野生化して繁殖した物で、その釣り場は限られる。

ワイルドな野ベラは性質が獰猛で、1尺(30㌢)を越えるいわゆる『尺ベラ』はヘラ師に言わせると掛けた時の『釣り味』が格別なんだそうだ。



また、おいらがここんところ釣り歩いてるタナゴは、元々は限られた種類が関東各地の里山の小川・池・沼・田んぼの”ホソ(側溝)”に生息してたものだが、そこへ琵琶湖水系アユの稚魚に混じって各地へ放流された西国・近畿原産のタナゴが侵略。

今じゃそれらが在来種とデタラメに交雑してオカしなタナゴが出現。
こういう『国内外来種』にも困り物。


他にも、戦前に支那から食用に輸入した「ソウギョ」「レンギョ」に混じって入って来た「タイリクバラタナゴ」、東京じゃ『オカメタナゴ』と呼ぶ。

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_album_image_id=1432319

こいつは昔から居て、思えば昭和40年代に岡山県倉敷市の隣の水島で大釣りした事がある。
水田の用水路で入れ食い状態。エサはアカムシ。


このタイリクバラタナゴは、たしかに日本固有種にゃない美しさだが、日本種がこれらの移植で絶滅するのは許せねぇ。
なんとかしたいものだ。





【写真3】これが昨日の釣果。

クチボソ(モツゴ) 最大7㌢

ハゼ(ウキゴリ、ヨシノボリ?)

モエビ(矢印)


午後2時半から釣り始め、4時に納竿。

結局、目当てのタナゴは見なかった。



また来よう。


来年生きてたらの話だが。





.

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みんなのコメント(2)

こんばんは、師匠🙂

以前に親戚の家にあった水槽には、お腹がキラキラ美しいタナゴが飼われてましたが、タイリクバラタナゴだったのかしらね?

大群で同じ方向を向いてました。

あの後、どうしたのか水槽事無くなってた~。
まさか…食べた?

返信する

いらっしゃい、hanaコロさん。

茨城県や千葉県じゃタナゴを佃煮・唐揚げにして食べるそうです。

昔、何かの本で、琵琶湖周辺じゃ串に刺して甘ダレで付け焼きにする『雀焼き』という物があると記されてたのを覚えてます。

ただし、タナゴの腹腔内膜は黒くて苦い味だそうで、別名「ニガブナ」と呼ぶそうです。

タナゴは繁殖期の婚姻色が美しく、観賞魚として飼育される事はよくあります。
小生も昔、一時期ですが飼ったことがあります。

おっしゃるような過密飼育には弱いようで、たしかに狭い水槽に群れで飼うとなんとなく元気が無い感じがしましたね。

ご親戚はどうされたか分かりませんが、ウチは釣った公園の池へ戻してやりました。

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