風の唸りを聞く。
季節が動くのを嫌がるように咆哮していた風が、やっと色なき風に落ち着いた、陽は落ち...
高原の季節は駆け足でゆく。
朝の気温が5℃を下回り、周辺の草木も色を増した。
透明な光にキラキラと輝...
芒の穂が、揺れる。
高原に吹く風が、秋の音と匂いを運ぶ。
郭公の囀りや蝉の声が消え、山が粧い始めた...
濃さを増した青葉の香と、草いきれが鼻孔をくすぐる。
長雨の季節を前にした、密やかな春の宵。
水気を...
冬眠の殻を破り翔び立った。
まとわりつく甘い香を振り払い、宙に浮く。
「あ~」 芽吹きを促した風が...
月が冴える。
風が枯れ野を駆けめぐり、冬木立の凛冽に身をすくめる。
そんな冬が来る前にに、去り行く...
山の雑木が、思い思いの色に粧い始める。
草いきれの夏が過ぎた山野で、口を開けた山栗を見付ける。
燃...
吸い込まれそうに高く、青い空。
秋の装いを急ぐ山の頂から、白雲が湧き上がる。
行く雲、吹く風、流れ...
谷戸に響いていたウグイスの囀りが、めっきり減った。
歌合戦のごとく競って啼いていたガビチョウの声が...
ひたひたと斜面を滴り落ちる水。
湿り気のある斜面に張り付いたコケが、息を吹き返したように、その色を...
溢れる花の色、むせかえるその匂いに急き立てられ、足早な春を追い駆けようとの空中散歩。
さて何処を巡...
「郁子ムベ」の実が、青く大きく実ってる。
実は、ずっと散歩道の7不思議の一つで、最近名前が判明。
...
「珊瑚樹 サンゴジュ」
赤い実が、サンゴを連想させて、この名前。
散歩をしていると、生垣の木として見掛...
「笑栗 エミグリ」
栗が笑っているように見えることから、イガが弾けて中が少し覗いている様を表す、秋の季...
金木犀の香りが漂う散歩中、ふっと閃いた!
「長引くコロナ禍に通勤を諦めてから、気力・記憶も怪しくな...