果樹図鑑 家庭で育てたい果物の種類

果物の種類や育て方が分かる果樹図鑑(40種)です。自分が一番好きなフルーツなら、多少難しくても、きっと一生懸命に育てられるはず。旬の時期に本物のおいしさを味わうことができる家庭栽培で、極上の美味を手に入れてみませんか?

人気の3大果樹

    よく実がなる、姿が美しい、紅葉する。――さまざまな理由から、最近、非常に人気の高い3つの果樹です。
  • ブルーベリー
    小果樹の人気No.1! 日本ではおもにハイブッシュ系とラビットアイ系の2種類が栽培されています。ラビットアイ系は、ハイブッシュ系よりも乾燥に強く、普通の土壌でもある程度育つので、初心者は、まずはラビットアイ系を2品種以上選択してスタートすることをおすすめします。
    【収穫まで】3年程度(さし木2年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号程度の中深鉢か浅鉢
  • オリーブ
    耐寒性:普通
    必要な本数:2品種(1本で実がなるものもある)
    オリーブは地中海の雰囲気漂う銀葉が魅力で、果樹というよりはシンボルツリーとしてよく利用されています。多くの品種が紹介されていますが、昔からある‘ミッション’‘ネバディロブランコ’‘マンザニロ’が育てやすくておすすめです。
    【収穫まで】3年程度(さし木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】6号程度(さし木1年生苗の場合)
  • イチジク
    耐寒性:やや弱い
    必要な本数:1本で実がなる
    イチジクは育てやすく家庭向きの果樹です。日本では‘ドーフィン’など限られた品種しかスーパーには並びませんが、家庭栽培なら市販されていない品種が育てられ、果汁がしたたり落ちるくらいの完熟果を味わうことができます。
    【収穫まで】2年程度(さし木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(さし木1年生苗の場合)
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果樹カタログ

ベリー類

  • ラズベリー
    耐寒性:強い
    必要な本数:1本で実がなる
    ラズベリーはブラックベリー同様、初心者でも育てやすく、ほとんど無農薬でつくれ、スペースさえあれば楽しめます。ラズベリーは、果実の色によって、赤ラズベリー(黄色も含む)、黒ラズベリー、紫ラズベリーの3群に分けられます。赤ラズベリーには二季なり性の品種もあります。
    【収穫まで】1~2年
    【鉢の大きさ】8号以上(またはプランター)
  • ブラックベリー
    ブラックベリーはラズベリー同様育てやすいのでおすすめの果樹です。茎が太くつる性ですが、かなり生育が旺盛なので、小さな鉢での栽培は不向きです。多くはとげがありますが、ない品種もあります。
    【収穫まで】1~2年
    【鉢の大きさ】8号以上(またはプランター)
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柑橘類

  • レモン、ライム
    耐寒性:やや弱い
    必要な本数:1本で実がなる
    レモンやライムは1本でも実がなり、自分で育てれば農薬を使用しなくてもつくれるので、家庭におすすめしたい果樹です。晩秋に無加温の室内に取り込んで3月末まで管理するようにすれば、いずれの品種も栽培できます。
    【収穫まで】3年(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • ユズ、スダチ、カボス
    ユズの仲間は日本の気候風土にも合っているため栽培しやすく、1本植えてあると重宝します。ユズは寒さに強く、東北地方でも露地栽培できます。ユズ‘多田錦’は実が多少小さいですが、とげがなく、タネなしで、家庭園芸では最優良品種といえます。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • ウンシュウミカン
    一般的にミカンといえば、ウンシュウミカンを指します。収穫時期の早いものから、極早生、早生、普通、晩生と4つに分類されます。ミカンの栽培地域ではどれを選んでもよいですが、そうでない地域であれば、早生の品種を選択するのが無難です。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • グレープフルーツ、ブンタン
    ブンタンは温帯南部から熱帯地方が栽培の適地ですが、最近は温暖化によって本州でも栽培ができるようになってきました。グレープフルーツも昔は国内での栽培は無理だといわれていましたが、厳寒期に霜の当たらないところで管理すれば栽培も可能です。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • オレンジ類、ネーブル
    耐寒性:やや弱い
    必要な本数:多くは1本で実がなる
    オレンジ類は、耐寒性は比較的弱いですが、近年は温暖化もあり、栽培可能地域が広がっています。ネーブルやバレンシアを代表とするスイートオレンジとサワーオレンジがあり、生食するスイートオレンジに対し、サワーオレンジは酢やマーマレードに利用されてきました。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • ハッサク、ヒュウガナツなど(雑柑類)
    全国の柑橘産地にはたくさんの自然交雑種があり、ごく主要なものだけでも、ハッサク、イヨカンをはじめ、ヒュウガナツ、カワチバンカン、サンポウカンなどがあります。栽培管理の基本は、ミカン類など、ほかの柑橘類と同様です。ほとんどが、柑橘類のなかでは耐寒性が強く、栽培も容易です。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • デコポンなど(交雑品種)
    耐寒性:弱い~普通
    必要な本数:多くは1本で実がなる
    柑橘類は近年、新品種の作出がめざましく、交雑の範囲も多様です。‘デコポン’‘はるみ’‘せとか’‘清見’など、たくさんの優秀な品種が作出されています。柑橘類は致命的な病害虫がなくて育てやすく、温暖化で栽培可能地域も広がっているので注目の果樹です。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • キンカン
    耐寒性:普通
    必要な本数:多くは1本で実がなる
    キンカンは実は小型ですが、柑橘類のなかでは最も栄養価が高いとされています。果肉は酸味が強いのですが、果皮はやや厚く甘みがあるので、完熟したものはそのまま食べてもたいへんおいしいものです。園芸種ではほとんどとげはありません。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】7~8号(つぎ木1年生苗の場合)
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いろいろな果樹

  • キウイフルーツ
    キウイフルーツは高温多湿の気候にとても適しているので、日本では多くの地域で栽培可能です。雨や害虫にも強く、完全無農薬で栽培できるので、その点からも家庭栽培では魅力的な果実といえます。
    【収穫まで】早ければ2年(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
  • アンズ(杏)
    耐寒性:強い
    必要な本数:1本で実がなる
    アンズは生食用と酸味の強い加工用の品種があるので、苗は目的に合ったものを購入しましょう。アンズは本来は夏、雨の少ない冷涼な気候を好む果樹ですので、暑さに弱く、夏の暑さ対策が非常に重要となります。花だけでも栽培価値は十分です。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • サクランボ
    耐寒性:強い
    必要な本数:多くは2品種必要
    サクランボは暖かい地方で育てるのは難しいと思われがちですが、種類を選べば全国で育てることができます。‘スタークリムソン’‘ステラ’など1本でも結実する品種がありますが、‘佐藤錦’‘高砂’など受粉樹が必要な品種が多いので、選ぶときには注意しましょう。
    【収穫まで】2年(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • ブドウ
    耐寒性:普通
    必要な本数:1本で実がなる
    ブドウは、10房程度の収穫であれば、大型プランターのトレリス仕立てでも十分可能で、棚がなくても自由に仕立てて楽しめます。あまり青果店に並ばないような品種を育てれば、楽しみはいっそう増します。
    【収穫まで】早ければ1年
    【鉢の大きさ】野菜用などの大型プランター
  • フサスグリ
    耐寒性:強い
    必要な本数:1本で実がなる
    レッドカラントとも飛ばれます。夏の高温と乾燥が苦手で、温暖地では夏、寒冷紗で遮光したり、風通しのよい日陰に置くなどの工夫が必要です。日本では果樹より観賞用として扱われることが多く、夏に実つきの鉢植えが出回ります。
    【収穫まで】1~2年
    【鉢の大きさ】8号程度
  • 実ウメ
    耐寒性:強い
    必要な本数:2品種以上
    実ウメは花も実も楽しめ、育てやすく、ほとんど無農薬でつくることができるので、家庭にはぜひ欲しい果樹の一つです。一部小ウメには1本で実がなるものもありますが、確実に結実させるためには3品種以上あるとよいでしょう。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • スモモ
    スモモはウメと同様、日本の気候に適しており、品種さえ選べば家庭でも栽培しやすい果樹です。完熟まで樹上で育てることができれば、スモモ(酸っぱいモモ)の名を払しょくする甘味十分の実を楽しむことができます。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • プルーン
    プルーンはスモモと同じスモモ属(サクラ属)の果樹です。夏に雨の多い気候には適さないので、スモモのように家庭向きではありませんが、病害虫の防除などにある程度手をかければ、スモモにない結実の風情を楽しむことができます。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • ユスラウメ
    耐寒性:強い
    必要な本数:1本で実がなる
    ユスラウメは古くから家庭果樹として珍重されていますが、その理由は暑さや寒さに強く、病害虫もつきにくいところがあげられます。果樹としてだけでなく、実も花も美しく観賞樹としても利用されます。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号程度(つぎ木1年生苗の場合)
  • モモ(桃)
    耐寒性:強い
    必要な本数:1本で実がなる
    モモは真夏に収穫される果物ですが、傷みやすいため市販のものは完熟前に収穫されています。本当のおいしさを味わうには、自分で育てて完熟したものを収穫するのが一番です。モモは1本だけでもよく結果し、植えつけた翌年から楽しめます。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
  • ネクタリン
    耐寒性:強い
    必要な本数:1本で実がなる
    ネクタリンはモモの変種で、モモのような果皮の毛がありません。一般の栽培管理はモモと同様ですが、特に実が雨に弱いので、一部の早生品種を除いては、袋かけが必要です。栽培はモモのほうがはるかに簡単です。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
  • リンゴ
    「1日1個のリンゴで医者いらず」といわれる、医食同源そのままの果樹であるリンゴ。‘アルプス乙女’は、開花時期が最もはやく、開花期間が長いので受粉樹として最適です。自分で育てて旬を味わいたい栄養果実です。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
  • ナシ(梨)
    ナシといえば棚仕立てしかできないような印象がありますが、簡単に、しかもコンパクトに仕立てることが可能です。交配樹は、開花期さえ合えばニホンナシとセイヨウナシでもかまいません。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • カリン
    耐寒性:強い
    必要な本数:1本で実がなる
    カリンとマルメロは混同されがちですが、果皮が軟毛におおわれているのがマルメロ、軟毛がないのがカリンです。春のピンクの花、秋の黄色い実と紅葉、冬の木姿や木肌と、見どころいっぱいの実もの盆栽としても楽しまれています。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
  • マルメロ
    カリンとマルメロは混同されがちですが、果皮が軟毛におおわれているのがマルメロ、軟毛がないのがカリンです。カリンと同様に生食での利用はできず、シロップ漬けやジャムなどにして利用したり、果実の芳香を利用できます。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
  • カキ(柿)
    耐寒性:強い
    必要な本数:1本で実がなるものが多いが2品種あったほうがよい
    カキは育てやすく、家庭栽培でもおすすめの果樹です。甘ガキは、東北南部以北では渋が十分に抜けないことがあったり、栽培が不可能なものもありますが、渋ガキであれば本州ならどこでも栽培が可能です。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8~10号(つぎ木1年生苗の場合)
  • クリ(栗)
    クリは鉢栽培でも非常に簡単に結実します。早くから結実させ、剪定をうまく行えば、かなりコンパクトに育てることも可能です。収穫したものはすぐに食べず、冷蔵庫で2週間程度貯蔵すると、実の中のデンプンが糖にかわるのでおいしくなります。
    【収穫まで】早ければ2年(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
  • ビワ
    耐寒性:やや弱い
    必要な本数:1本で実がなる
    ビワの独特の形をした実は甘みと酸味が調和して、生食はむろんのこと、ジャムにしても美味です。柑橘類の栽培が盛んな地帯では必ず栽培されています。実だけでなく、葉も健康茶として利用できます。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
  • グミ
    耐寒性:強い
    必要な本数:1本で実がなる
    果樹というよりは実のなる庭木として扱われてきました。庭植えではまったく放任で、あまり肥料を施さずに管理してやれば、ほとんど剪定もいらず、毎年収穫が見込めます。ビタミンCが豊富で、甘さとともに独特の渋みがあります。
    【収穫まで】3年程度(さし木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(さし木1年生苗の場合)
  • ザクロ
    耐寒性:強い
    必要な本数:2品種以上
    ザックリと果皮の割れた赤いザクロの実がのぞいている風景は、カキと並び秋の風物詩です。露地植えにすると大きな株となりますが、大きさのわりに実の収穫量が少ないため敬遠されがちな果樹です。鉢植えにして雨の時期は軒先に入れてやるようにすると、安定して収穫できるようになります。
    【収穫まで】3年程度(さし木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(さし木1年生苗の場合)
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トロピカルフルーツ(熱帯産の果樹など)

  • パッションフルーツ
    耐寒性:やや弱い
    必要な本数:1本で実がなる
    パッションフルーツはブラジル原産のつる性の果樹で、和名はクダモノトケイ。つるの伸長が旺盛なので、大きめのプランターで栽培すれば年ごとに株が太り、かなりの空間を直射日光から遮ることができるので、緑のカーテンにもぴったりな植物です。
    【収穫まで】2年程度(さし木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】長さ60cm程度以上のプランター(さし木1年生苗の場合)
  • マンゴー
    耐寒性:やや弱い
    必要な本数:1本で実がなる
    マンゴーは乾燥した気候を好むインド系と、高温で湿度の高い気候を好む東南アジア系の2系統に分けられます。「アップルマンゴー」と呼ばれる‘アーウィン’など、栽培しやすいインド系で、品種名のはっきりしたつぎ木苗を買いましょう。
    【収穫まで】3年(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • アセロラ
    耐寒性:やや弱い
    必要な本数:1本で実がなる
    アセロラの実はレモンの20~30倍といわれるほどに豊富にビタミンCを含んでいます。熱帯アメリカ原産で、日本では沖縄などで栽培され、生垣などにも利用されています。鮮度が落ちやすく、青果店などに出回ることはまずないので、生の実を味わえるのは自分で栽培すればこそです。
    【収穫まで】3年程度(さし木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号(さし木1年生苗の場合)
  • グアバ
    耐寒性:やや弱い
    必要な本数:1本で実がなる
    グアバは熱帯アメリカ原産の果樹で、ハワイやオーストラリアなどで栽培されています。葉には、抗酸化作用が強いタンニンを多く含み、グアバ茶として利用されます。薄緑色から黄色の果実には独特の芳香があります。
    【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
  • フェイジョア
    耐寒性:やや弱い
    必要な本数:2品種以上
    フェイジョアはニュージーランドやアメリカから輸入された果実が青果店に少し出回ります。熟した実は香りに富み、パイナップルとリンゴとバナナを混ぜたような味がします。木自体はよく見かけますが、認知度は低く、その果実のおいしさを知っている人は少ないようです。
    【収穫まで】3年程度(さし木1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号以上(さし木2~3年生で6号ポット苗の場合)
  • ライチ
    耐寒性:弱い
    必要な本数:1本で実がなる
    ライチは中国南部の熱帯~亜熱帯で栽培される果樹で、和名はレイシ。日本では沖縄などで栽培されています。上品な甘さと香りがあり、楊貴妃が愛した果物としてよく知られています。実のなる観葉植物として冬も室内で楽しめます。
    【収穫まで】3年程度(とり木または根つぎ1年生苗の場合)
    【鉢の大きさ】8号(根つぎ1年生苗の場合)
  • ポポー
    ポポーは落葉樹で、病害虫にも強いので、家庭果樹としておすすめです。アケビに姿形が似ていますが、香りは強烈で甘みも強く、トロピカル風情のある味をもった温帯果樹です。果実中にやたらタネが多いのが玉にきずですが、クリーミーな口当たりには高級感を感じます。
    【収穫まで】つぎ木苗は3年、実生苗は5年程度
    【鉢の大きさ】8号程度(5号程度のポット苗の場合)
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もっと詳しく知りたい方に

    『鉢で育てる果樹 植えつけから実がなるまで』では、上記で紹介した植物について、さらに詳しい栽培方法、おすすめの品種、結実までの管理などをたっぷりと紹介しています。
自分で育てて自分で食べる――果樹栽培は最高の贅沢。鉢で育てればスペースをとらず、しかも庭植えに比べ早く実がなります。約30種の果樹について、「実をならせるために何本植えればよいのか」「どの枝に実がなるのか」といった基本情報はもとより、植えつけから収穫までの3年間を図解で紹介。わかりやすさを徹底的に追求しました。

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