1.作業前、9月はじめの株のようす
ことしの夏はほんとうに暑かった!
この2株はそれでも休眠しませんでした。
お花もぽつりぽつりと咲き続けています。
日陰の軒下で越させましたが、昨シーズンからの
葉っぱはかなり黄変してきています。
2.新しい葉も出始めています。
新しい葉(矢印の先一帯)が
だいぶ出かかっています♪
元気そうに見えますね。真夏の熱があたって
花がいたんでしまっているので(○印の中)
取っておきましょうか・・・
3.鉢かえする前に、株をきれいにしましょう
鉢の下の葉陰に目をやれば・・・
キャー
夏の間の枯れ葉とり、
さぼったのがバレバレー!
鉢土をかえる前にきれいに取り去ります。
なるべく茎は残さないように丁寧に
そうじしますが、むりにやりすぎて
葉の生え際や生長点を傷つけないように
気をつけましょう。
4.古葉、どこまでとる?
シクラメンの植え替えで迷うのが
古葉をどうするかではないでしょうか。
以下、わが家の場合のチェック法です。
明らかに黄色くなった葉の茎をもち、
軽くひいてみます。役割がおわっている葉は
それだけでカンタンに根元からきれいに
ぷつっととれてきます。
(力もいらず途中で切れたりもしない)
もしくははえ方と反対方向にそっと倒してみる。
緑色の葉でもポロンととれるときはもう
終わってるんだなと考えてます。
5.おそうじ終了
先の要領で葉を整理したら
だいぶ、いや、かなり?(^^;)
すっきりしました。こんなにとって
だいじょうぶかな・・・(やや不安)
軽くひいてもとれなかった葉は
そのまま残してあります。
たまにチェックしてみて、新葉とじょじょに
入れ替わっていけば良いと思います。
6.いよいよ鉢かえです
プラ鉢のばあいは横に倒して
鉢の横腹のあたりを、手の平で圧迫するように
くるっと一周、押していくと
鉢から根がはがれて抜きやすくなります。
横に倒すときは葉っぱの下から手のひらを添え、
髪をかきあげる要領ですっと持ち上げて
たおすと折れにくいです。素焼鉢などや
どうしても抜けない場合は、ヘラを使います。
7.土をすこし落として植え替え
鉢の上部、角部分の土を落として
鉢底はつついて軽く崩しておきます。
根の先が半透明の白になっているのは
動いてる部分なので、切ったり
触りすぎないように、念のため気をつけます。
(多少は切れても株が元気なときは
たいがいだいじょうぶ ^_^)
鉢底石と土をしいて準備した鉢に、
崩した底の根の部分をひろげるようにして
植えつけてやります。
8.サイズ、1号アップです
園芸種のシクラメンの場合は
生長が早いものが多いようなので、
たいがいは鉢かえ時、1号サイズアップが
多いですね。むやみに大きくしたくないときは
まだ動きが鈍いうち、または休眠中に
根鉢を大きく崩して同サイズの鉢にうえつけることも
できることがあります。ですが年数を経ると
イモがだんだん大きくなってくるので
それもやがては限界が来るでしょう。
9.植え替え後、日陰で養生
植え替えが終了したら水をたっぷりとやり、
日陰で雨にあてないように養生します。
肥料は2週間以上たってから再開するのが
よいでしょう。秋の訪れとともにみるみる
元気になって、葉とつぼみを増やしてきます。
あとは日照をじょじょに強くし、
最終的には日向の雨のあたらない場所へ。
市販の肥料を定期的に施してやれば
冬にはまたきっと、すばらしい咲き姿で
あなたのもとに帰ってきてくれることでしょう。
夏を越すために休眠したりしなかったり、
シクラメンの生態っていったいどうなってるの?
花が早く咲き始めてしまった株も丁寧にすれば
秋の植え替えができます♪
そろ〜っと、がんばってみましょう(^o^)ノ