1.やさしそうに咲くりんご花
赤い実でなく、サクラよりふわふわのやさしい花です。
少しの間、楽しみある魅力的な花でもあります。
2.『姫りんご』とは
諸説あり、北海道の『エゾノコリンゴ』と中国産の『イヌリンゴ』との交配種とか言われている。
大木になり、果色は濃紅色になるズミやカイドウの果実みたいに小さいのをバルト三国の「エストニア」の公園近くでその野性リンゴを見た。
バラ科リンゴ属で比較的冷涼地の温暖差があるところに自生するのだと思った。
果実の小さい「ズミ」や「カイドウ」の仲間。
花はフワフワで人工受粉後は、サクラより短命で散る。
3.果実が小さいのが「姫りんご」ですね。
りんごには、エジプト文明からの長い歴史がある。
誰が呼んだか「姫りんご」は、バラ科リンゴ属である。
大きな樹となり、どちらかと言うと冷涼地に開花結実。
主に食文化、料理用として使われてきた。
ただ、枝変わりの変異種に大きな果肉が出来たのが、生食用になり、接木で愛用された。だが、
育てるのに病害虫対策や美味しい果実を得るのに手間がかかあるのですね。
『海棠』も『酸実』も「姫りんご」です。
4.【人工授粉】は「受粉」と「授粉」を実施
【人工授粉】りんごは、4月14日自家不和合性のため、筆で人工授粉を相互に行った。
『姫りんご』と海棠『実カイドウ』の各花粉を。
『姫りんご』と海棠『姫美好や『アルプスの乙女』など。
※りんご授粉がラク?
「そうですね、ズミもカイドウも、そしてリンゴも、各花が
ほぼ同時に咲いてくれることです。」
5.フルーティなリンゴ酒も美味しいね
果実酒は大好きだ。
特に、Rose-hip酒とこのリンゴ酒は美味しいよ。
果実酒は約3ケ月間、ホワイトリカーと甘さ好みの氷砂糖で漬けるだけで良い。
植物の癒しは単なる鑑賞だけでなく、育てた結果は胃袋を満足させる楽しみもあるのだ。
「お正月のお屠蘇の代わりに、今年はこれで満足!」
※20220929日記 果実酒リンゴ『アルプスの乙女』をお正月用・・・から、写真の後は、あけび酒と大蒜酒(5年物)
6.🍏ひとつ残す木守から楸そして萩か!
【漢字🍏】リンゴからハギまで・・・!!!
ひとつ残す⇒木守(こもり)⇒楸(ひさぎ)⇒萩(はぎ)へ。
【木守は、りんご収穫時に1個だけ残す慣習】 青森のりんご農家では、この収穫時にその果実を1個残して、「来年の豊作を祈願するため」の風習催事かと理解しています。
【木ヘンに秋】という漢字がある。トウダイグサ科アカメガシワ属の植物ですね。木ヘンに秋の漢字有り!
【草ヘンに秋】は周知だね。
7.りんご文化(収穫祭)とハロウィン(魔除)
1995年10月31日アメリカ研修旅行で初体験のハロウィン学校行事
【「ハロウィン」はケルト人のお正月とお盆の文化風習】
アメリカは多種多様な人種と移民大国家で、そこに持ち込まれたハロウィンは「一年のしめくくり」と「収穫のお祝い」行事で、アイルランドの人々である。
写真左 「アップルボビング」
写真中 「Trick or Treat」
写真右 「ジャック・オ・ランタン」蕪からカボチャに
8.台木『ズミ』に『アルプスの乙女』を接木
【割接ぎ】 台木の『ズミ』を根元で切段し、ナイフで割りクサビ形の接穂の相互形成層を合わす。
①接木の時期は「根が先に動き、発芽が少し見えた時だ!」
新大阪の街では、3月前後だった。
②相互の形成層をしっかりテープでビニール袋縛り、保護剤を塗布後で保護する。
9.【割接】でひと月後、発芽している。
写真は、ひと月後の3月25日
保護用のビニール袋をめくると確実に新葉が出ていて成功。
これで、念願の『アルプスの乙女』の小盆栽づくりが出来ます。
これから小盆栽『アルプスの乙女』の開花結実が実現できるかな。 希望と期待感がいっぱいであります。
10.接木6年経過しても開花しない姫リンゴ
写真は、
2017年08月07日 『アルプスの乙女』の実生苗に、実の成る枝を穂木として【芽接ぎ】が成功。だが、2023年04月04日までの開花すらしない。 でも、
どうしても、ズミやカイドウを台木として、先ず『アルプスの乙女』の盆栽をそだてたい。
ここから、「各ズミ」や「各種カイドウ」はリンゴ属でリンゴの仲間であることが解かって来たのだ。
11.新語 リンゴの【相互授粉】とは
2020年04月10日 【人工授受粉】だった。
〇果実の小さいリンゴ種を総称して「姫リンゴ」とも呼びます。リンゴはほとんどが、他家受粉。
◎科属で言えば、皆さんバラ科リンゴ属です。
★開花すると、筆で各朱リンゴ間で花粉を【相互授受粉】します。
これから、ズミ、カイドウ、姫リンゴ、の各種。
クラブアップル、バレリーナツリー、クッキングアップルの各種もみんな、呼び方は【リンゴ】なのです。
12.市販りんごバレリーナツリーのT字形栽培(エスパリエ的樹形)
2023/05/31
上記日記、「りんご樹形の幹はT字形のエスパリエ的に作る。」より。
市販の接木された種々のりんごは、購入後、簡単に開花結実しないですね。でも、
日本の姫りんごなど、果実の樹を10号鉢で栽培するにも、工夫される方が多いです。
地植えや鉢植えでも、早く開花結実させるため伝統的に行われています。
具体例
①地植より、鉢植えに栽培して試みる。
②枝を曲げたり、時には折ってイジメてみる。
リンゴなどは、低く幹・枝を横や下に向ける。
③ある程度大きくなると、【施肥】を断つ。
④接木した購入苗を【斜め】植えにする。
これら果樹は、高木であるため管理上手間がかからない様に低く作るのですね。最近は、
リンゴなどは【2段接ぎ】の接木苗を栽培している。
実践上、果樹盆栽の中でも、食用りんごは【接木・授粉・栽培・病虫害など】の対策に苦労しますね。
13.台木『カイドウ』や『ズミ』に接木する。試案①
2023/03/27
【試案】姫りんごの小盆栽づくりにいろいろな接木方法
写真は、「左の【呼び接ぎ】は失敗だ。でも、
右の【根元接ぎ】はは成功。」
【一番手間がかかるのは【台木づくり】
問題は、台木『ズミ』や『カイドウ』を挿木から鉛筆ぐらいの太さまで育てるのに2,3年かかることだ。
購入苗や出来上がった「盆栽づくり」では面白くない。
特に、『アルプスの乙女』の接木苗は高木である。
要は、「市販の苗では小盆栽づくりに向かない。」のだ。
14.台木づくりは『マルバカイドウ』へ
2022/04/21
【盆栽は、待つことと覚えたり。】
写真は、バレリーナツリー『ワルツ』の根元にある「マルバカイドウ」』からヤナギ芽がでたので、育てますね。
挿木で育つと思いますが、市販の『マルバカイドウ』は、販売されているが、何とか独力でこれを親として【台木作り】の開始である。
これも、2,3年待つこと、そして『マルバカイドウ』を殖やすことが、りんご【接木】の基本ですね。
今まで、「接木は、形成層を合わせることのみが重要。」だと考えていました。これは、間違いですね。
15.接木成功でも不安ひとつ「何年後、開花結実に至るのか?」
2022/12/05
「りんごニコニコ25年」 【一抹の不安が 】
「ダメだよ! 播種苗で25年もかかるよ。」
「市販の小盆栽を買った方が早いよ。」
「接木成功しても・・・開花結実は何年後かな!??」
ムッ
何言っているんだ、盆栽は他人が育てた物は面白くもない。自分で種や挿木・接木で『アルプスの乙女』の小盆栽を創るのが夢なのだ。
できるかな?ダメかな・・・
生殖成長するのに何年?花成ホルモンは?人工授粉は自信があるが( ^ω^)・・・
20221205日の日記より
『アルプスの乙女』の【寄せ接ぎ】成功? 第2弾
16.受粉後の可愛い幼果は奇数個に摘果します。
2023/06/12
少々、面倒だと思われた人工授粉。
この様に綺麗なかわいい青果になると、嬉しくなります。
最初は、完全受粉できたのだろうか、秋には紅く熟れるのだろうかと自信すらなかった。
自分の手で考え、自分の手で挿木や接木をしながら、この姫リンゴの小盆栽づくりが出来れば、成就感で幸せですね。
「見て下さい!きれいな幼果でも食べたいぐらいです。」
17.姫りんご『長寿紅』
2023/10/22
2023年10月22日の日記より
【姫りんご『長寿紅(ちょうじゅべに)』について】
①「姫りんご」であり、「クラブアップル」でもあり、分らないのは『アルプスの乙女』の変異種かな?
作出家や交雑種が不明なのは、美味しい生食用リンゴを生むため偶々できた雑種かも・・・勝手解釈。
②食した味は、『アルプスの乙女』より良い味だね。
③1本で結実するが、海棠など他のリンゴ属と授粉してやれば結実が確実である。
④どちらかというと、【晩熟(おくて)】で、紅くなるのは遅いからお正月用にいい。
⑤『ズミや実カイドウ』を台木として、小盆栽に挑戦してみたいですね。
たわわなりんごは、幸福感を感じる。
1個の朱いりんごは、ほっぺのにおいがする。
紅いりんごの色と香は、連想させてくれます。
「種蒔いて何時に実るか、「りんごニコニコ25年」