1.剪定した柿の木
庭の柿の木を剪定したら、なんだかいい感じに。
かたちといい、陽当たりといい、これはビカクシダを着生させるしかない!と思いつく。
やったことなかったけど。
2.柿の木の肌
柿の木の肌は苔むして、小さなシダの仲間らしき植物が着生していた。
これはビカクシダを育てるのにもってこいの環境に違いないと、期待に胸をふくらませる。
3.品種の選択
日本の環境、暑さ寒さに耐えてくれる品種が良いと考え、強健といわれているビフルカツムを購入。
本当は大きなスペルブムにしたかったけど…。
4.苔玉の準備
柿の木に着生させると思い立ったはいいが、ビカクシダの栽培ははじめての私にはどうも難しそうなので、苔玉をつくって柿の木にくくりつけることに。
水苔をひと晩水につけて戻す。
5.苔玉づくり1
2株を角度をつけて水苔で巻いていく。
このとき、水苔の中に緩行性肥料を埋め込む。
こんな感じで良いのかなと、自問自答をしながら作業を進める。
6.苔玉づくり2
株を抱くように水苔を増やしてゆき、麻縄でかたちを整えながら縛っていく。
木の上で苔玉が崩れないように、しっかりと。
7.柿の木にくくりつける
苔玉にしたのを柿の木に麻縄でくくりつける。
8.別角度から
柿の木の股の、少し窪んだところにくくりつけたが、これは雨が降ったときに、苔玉が水を吸収しやすいだろうと考えたため。
9.木下から
10.7月24日
6月5日に植え付けて、ひと月半ほど。
順調に育っているようだ。
あっ、蝉の抜け殻が!
11.10月22日
貯水葉が出てきた。
気温が下がってきたので、葉の色が少し褪せたかな?
12.そろそろ冬がやってくる
しばらくすると冬がやってくる。
色づいた柿の実の下で、健気に育ってくれてはいるが、なんとか頑張って冬を越してほしい。
この株が親になって、飛んだ胞子が柿の木に自然に着生して、育ってくれることを夢みている。
庭の柿の木を剪定したら、木の股の感じといい、陽当たりといい、何か着生植物を育ててみたくなって、ビカクシダに挑戦することに。