1.-2022年12月15日-
家の引き渡しが完了し、今日入居した。
見学の時から見てはいたが、見事な荒れ地。
中古住宅を買ったのだが、前に住んでいた方は花壇や樹木を植えていたらしい。不動産会社が買い上げし、リフォームした際に、庭にあったものを全て撤去してしまったらしい。
2.―2022年12月15日―
表土の様子をよく見てみる。土の上に、薄く砂利が撒かれている。
前に住んでいた借家を勝手に整備した時に分かった事。土の上に直に砂利を撒いただけでは、雑草は生えてくる。
3.―2022年12月25日―
寒い。
この地方、西風が強い。毎日。
寒さと風により、庭を整備する意欲が挫かれる。
入居して10日ほど経ったが、全く進まない。
まぁ、荷ほどきや必要な道具を購入するために忙しかったのもあるのだが。
写真は2階から撮影した庭の様子。
まずは鉢植えを地植えする場所を決める(「わたしの育て方」の(1))ことから始めよう。
4.―2022年12月26日―
持ってきた鉢植え達。
フェイジョア・・・8鉢
オリーブ・・・4鉢
かんきつ類・・・3鉢(キンカン2、ミカン1)
モミジ・・・2鉢
ジャスミン・・・2鉢
ツルバラ・・・2鉢
青花ムクゲ・・・1鉢
これを上手く庭に配置する。寒いけど、今日やろう。
5.―2022年12月26日―
配置完了。写真は下が北にあたる。
・写真右下に物干し場があるので、フェイジョアは目隠しに使用。
・モミジは中央に配置し、シンボルツリーにする。
・写真、オリーブの「オ」のあたりを庭への入口にする。ここにアーチを設置、ジャスミンとツルバラはこれに巻き付ける(写真、モミジの上にある4鉢)。
・かんきつ類は写真右上に。こっちが南西にあたり、金運アップを狙う。
・南東方向(写真左上)はオリーブ畑にする。
6.―2022年12月28日―
砂利と土を分離すべく、ひたすら庭を掘り返して篩(ふるい)にかける作業を行う。庭に植栽エリアと歩道などを整備するための基礎工事。
今の庭の地表高さが住居のGLとほぼ同じであるため、5~10cm程、庭全体を掘り下げる。
真冬でも汗が出てくる、とても骨が折れる作業。
運動不足の私にはちょうど良いかもしれないが。
7.―2022年12月31日―
暮れも押し迫る日にコンポスターを設置。
場所は敷地の南東の隅。
生ゴミだけでなく、庭で出た雑草や枯れ葉もどんどん中に放り込もう。
8.―2023年1月9日―
・・・暑い。
厳冬期なのだが、毎日ツルハシで庭を掘り返す毎日なので、かなり汗をかく。
暮れも正月も無く働いたおかげで、ようやく20m2程度の範囲の掘り下げが完了。場所はフェイジョアを植える周辺だ(栽培ストーリー5の写真の右下の辺り)。ここは石畳にして物干し場にするのだ。
次は石畳の基礎を作るべく、掘り下げた所に、土を篩にかけた際にでた砂利を撒く予定。既に大きなゴロ石は撒いてあるが。
9.―2023年1月11日―
フェイジョアを植える場所をレンガブロックで区画。モルタルで上下を連結させ、2段にした。
ここに篩にかけた土を入れて、垣根のようにフェイジョアを植える。
今まで土砂を篩って出た砂利も、ある程度たまったので掘り下げた場所に撒いた。ただ、まだまだ足りない。
土を篩ってばかりだと、土や砂利の一時置き場に困る。区画整備ばかりすすめると、土や砂利が足りなくなる。少しずつローテーションで進めていかなければ。
10.―2023年1月14日―
本日は雨。
一切の作業が出来ないので、家の掃除機がけや散髪をする(散髪もDIYでやっている)。
ところで物干し場の石畳だが、ホームセンターにはいろんな色のものが売っている。
単色を敷き詰めるのではつまらないので、作業の出来ない雨の日を利用し、デザインを考える。
よし、こんなデザインにしよう。緑で作った模様の中央にはテーブルを置いて、お茶を飲めるスペースにする。
11.―2023年1月15日―
雨は止んだので、先日やった物干し場に石畳を敷く作業を続ける。
掘り返した場所に、土砂から篩った砂利を敷き、その上にモルタルを広げて石畳を載せる。
モルタルは通常より水分の少ない「バサモル(バサバサモルタル)」というやつだ。石畳を載せた後、水平を出したり細かな位置調整するのにゴムハンマーで叩くのだが、バサモルだと水平が出しやすい。
水分の多いモルタルだと復元力が強く、叩いても位置調整しづらいのだ。
12.―2023年1月15日―
石畳を敷いた様子。素人でも水平器を使ったり、隣の石畳との位置を測って施工すれば、それなりに見栄えのするものになる。
基礎のバサモルは乾けば、上に乗っても沈む事はない。水分の少ないモルタルでも乾けばカチカチになるのだ。
石畳間の隙間(目地)は10mmにした。全て敷き詰めてから、目地モルタルという専用のモルタルで仕上げをする。
今のところ基礎に敷く砂利が全然足りない。土砂を篩う作業に戻ることにしよう。
13.―2023年1月16日―
引っ越してきてから1ヶ月が経過。
作業中の物干し場の現状。
完了まであと2ヶ月くらいかかるだろうか。
14.―2023年1月18日―
花壇の道路側のほうが完成したので、8株あるフェイジョアの内、3株を植えつけた。手前からトライアンフ、マリアン、マグニフィカという品種。
昨年トライアンフとマリアンはコガネムシにやられ、根がほとんど無い状態になった。本日の植え付けの際に根の回復状況を確認。マリアンは復活、トライアンフは残念ながら太くて短い主根のみ…。全部倒したはずのコガネムシも5~6匹出てきた。残らずやっつけるが、枯れるかも。
15.―2023年2月2日―
庭に手を入れ始めて1ヶ月が経過。
やっとフェイジョア8株の植え付けが完了した。
区画内の石畳も6割くらい敷き詰め完了。
フェイジョアは根が張りすぎて、周囲のレンガブロックを押し広げてしまわないよう、あぜ道の土留めなどに使う「波板」を輪っか状にして土の中に埋め込んである。また、雑草対策としてはデュポン製の防草シート&砂利を撒いた。
このエリア、明るい印象を持たせるために、白と黄色の砂利を選定。
16.―2023年2月8日―
フェイジョアのエリア、全て石畳を貼り終えた。
これから目地を埋めようと思う。
実は、写真左下の辺り、少しやってみたのだが、けっこうはみ出る。はみ出た箇所をスポンジで拭いたのだが、石畳がうっすら白くなっているのが分かるだろう。
・・・、これからはマスキングテープをして全面施工することにしよう。
17.―2023年2月13日―
目地埋めが終わり、ついに完成。
作業開始から1.5ヶ月かかった。
あとはテーブルと椅子などの家具を置こう。
※後日、このエリアの施工費(部材費)を計算して投稿する予定。
18.―2023年2月13日―
フェイジョアエリアの工事が完了したので、次の場所を触り始めた。
歩道の整備と、シンボルツリーであるモミジ(アオシダレとベニシダレ)の植え込みだ。
写真は玄関先。まずは15cmほど土を掘り、砂利を入れて踏み固める。
フェイジョアエリアで培った、石畳を張る技術と、花壇を作る技術が役に立つだろう。
今回は、照明器具も施工するので、配線を土中に配索する方法など、新たな事を勉強しながらやっている。
19.―2023年2月18日―
家具を購入し、フェイジョアエリアに設置。
アルミ製なので、大きさの割には軽いし、ほとんど腐蝕の心配がない。
結構な金額がしたので、使用頻度を上げてどんどん使おう。
20.―2023年2月18日―
モミジ向けの花壇、土留めのレンガを仮置きし、施工後のイメージを確認。
楕円形にしようと思うのだが、曲線部分はRが小さい場合、長細いレンガで施工すると、角が出てカクカクしてしまう。
そこで、曲線用(小さな台形状に加工済のレンガ)のラインアップがある、この肌色のレンガのシリーズを購入したのだが、長さ20cmのレンガを積んでも角が立たない事が分かった。
じつは黒系のレンガにしたかった。・・変更しようか。
21.―2023年2月24日―
本日、三重県は雨。一切の作業ができないので、フェイジョアエリアの整備にかかった部材費を計算してみた。部材費なので、ツルハシや鍬など道具の費用は除外。
結果、およそ15万円。
金額を聞くと結構かかったとは思うのだが、業者に頼むと、これの2~3倍どころではすまなかっただろう。
22.―2023年3月9日―
夜間、庭が真っ暗なので、安全のため12V電源のライトを付ける。ピッカピカにするのではなく、「さりげない灯りを点々と」が理想。
ライトの近くに、ライトから出た電線とメインの電線を結線するBOXを置くが、BOXからライト行きの裸線をどう出すかという問題がある。安上がりなのはゴム栓に穴を開け裸線を出すが、格好悪い。そこで購入したのが写真のミラグランドなる継手。ガッチリ固定でき、防水、防塵が確保できる。
23.―2023年3月17日―
引っ越しから3ヶ月が経過。
現在、庭の中央を整備中。
地面の掘り返しは6割ほど完了し、モミジの植え付けも終わった。木が大きくなりすぎないように、また、木の根がレンガ(これから積む)を割り広げないよう、プラスチックの波板で全周を囲った。
これから、地面の掘り返しを終え、電線保護管を埋設、波板の外周にレンガを積み、レンガに沿って歩道を敷く。
とりあえずモミジの植え付けが、芽吹きに間に合って良かった。
24.―2023年3月17日―
一部埋設をした電線保護管。
土中に埋め、上に歩道の石畳や防草シート、砂利を敷くので、埋設は始めのうちにやっておかなければならない。
保護管を接続している箱は、照明機器側の電線と、電源側の電線、次の機器に向かう電線を結線するための部屋で、ジャンクションボックスというものだ。このボックスは埋設せず、地表に置く。蹴飛ばさないような場所になるようなレイアウトに設計する必要がある。
25.―2023年3月17日―
庭の東側のエリア。
約5mあるこのブロック塀沿いに花壇を作り、鉢植えの植物を植えようと思う。
今あるのは山菜のコゴミ、ギョウジャニンニク、ハーブのミントとローズマリーだ。
山菜は日陰が好ましい為、上に遮光ネットが張れるようにポールを立てなければならない。
26.―2023年4月7日―
植え付けたフェイジョア達が芽吹き始めたため、枝の剪定&誘引をする。
花壇から飛び出す枝は根元から剪定し、使えそうな方向に伸びる枝は水平方向へ誘引させる。
写真はクーリッジという品種のフェイジョア。通常ではあり得ないような水平方向に枝が伸びているが、これが誘引の成果。昨年から徐々に枝を曲げて、このような枝振りに。
地面にペグを打ち、盆栽用の針金を細工し、フックを作り、テグスで引っ張る。
27.―2023年4月9日―
中央のモミジ花壇、レンガの積み上げを開始。
プラスチックの波板で幾つもの層を作る。見えない所に色々な思惑を入れて工夫している。
28.―2023年4月9日―
モミジ花壇の構造を説明。
内側から、モミジ、土の層、砂利の層、コンクリートの層、レンガ、になっている。
モミジの大きさに対し、花壇の広さが不格好にならないように砂利の層を入れた。また、大雨などの際に水を含んだ土が花壇を押し広げない意図もある。
同じようにレンガを積んだだけでは厚みがなく、土留めの役割を果たすためにコンクリートの層を作っている。
29.―2023年4月10日―
レンガの積み上げが完了した。あとは、見栄えを良くするための仕舞い作業で終わる。
素人でも、きちんと基準からの距離や水平を出せばそれなりの見栄えのするものになる。
30.―2023年4月12日―
2022年12月、三重県に家を買った。
ただ表紙の写真のとおり、庭が荒れ地状態。
おそらく春になれば雑草が生え、害虫や蚊が発生し、大変な事に。
今まで鉢植えで育てていた樹木も、そろそろ鉢のサイズアップが難しいほど成長し、夏場の水遣りも大変になってきたところだった。
そうだ、庭を整備しよう。できれば、失敗してもいいので可能な限り自分の力で。
この続きは「マイホームの庭づくりvol.2」へ。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_r_detail&target_report_id=26546