(トウヤク)リンドウを種から育ててみる

四季
四季さん
植物名 リンドウ(秋咲き)
品種名 勝手にトウヤクリンドウ改め(蝦夷?)オヤマリンドウ
地域 長野県 場所 栽培形態 その他
日当たり 日なた(半日) 満足度
ジャンル タネから育てる

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる

作成日:2023/02/13
最終更新日:2023/10/28

花の種類が(写真がないため)特定できないが色がクリーム色なのでトウヤクリンドウだと勝手に思い込んでいる。(花が咲いたら改めて更新予定。)

紫のリンドウは敷地内に結構自生しているが、コレは1株しかない。どうしても増やしたい。自生しているところは、やや日照不足でいつも長く茎を伸ばし、地面に倒れるようにして花をつける。
今回初めて結実した実を採取できたので、増やしてみたいと思った。

  • 秋の立ち姿

    1

  • 実

    2

  • 種

    3

  • 発芽

    4

  • 写真4のアップ

    5

  • もう少し大きくなった芽

    6

  • 本葉がチラリと

    7

  • 枯らしてしまったかも💦

    8

  • たった1つですが生きている子が!

    9

  • このまま1年温存か・・・

    10

  • 遅いけど成長している

    11

  • 親株が芽吹いてきました①

    12

  • 親株が芽吹いてきました② 周囲

    13

  • ポットあげしました

    14

  • 白じゃない

    15

1.秋の立ち姿

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる 秋の立ち姿
3つ、実ができた。本当は自然に裂け目が出来るまで待ちたいが、今にも雪が降りそうな天候。2022年1129日。

2.実

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる 実
室内で乾かして自然に咲けたら大丈夫だろう、ということで採取。2022年12月2日

3.種

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる 種
私の愛読書に「如何にもはかなげな種が・・・」との記載があるが、本当に「大丈夫なのか?」という位はかない。埃のようだ。
「もうひとつの育レポ」や「山野草を楽しむコミュニティでも写真アップしたが、何せ「花が特定」できないので自分で育レポを作ることにした。

4.発芽

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる 発芽
2023年1月25日すぎ。虫眼鏡で見ないと分からないくらい小さい。9.5-10ミリのスケールの上、鹿沼土の辺りに1つ2つ発芽しているのが、かろうじて見える。本当に、これが育つのだろうか、と思ってしまうが、本のとおり確かに発芽率は良いようだ。こんなのが自然の地面で育つのか、とも思う。(紫リンドウも同じだろうが、増えているので何とかなっているのだろう。)

5.写真4のアップ

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる 写真4のアップ

6.もう少し大きくなった芽

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる もう少し大きくなった芽
20230102に発芽に気が付いた分。肉眼で判る程度に成長している。
外はほぼ終日氷点下にて(地撒きも試しているが雪の下)、ポットに撒いて窓際に置いている。

7.本葉がチラリと

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる 本葉がチラリと
2023/02/09
他の種と一緒に管理している小さなポット撒きの方は元気で、本葉が覗いている。2023年2月9日。

8.枯らしてしまったかも💦

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる 枯らしてしまったかも💦
2023/02/08
大き目のなよなよポットのほう・・・1.5日放置した。(ためつすがめつ、を怠り窓辺に置いたまま。) たった1.5日だが、表面が乾燥して水を与えるも、あの(肉眼では見えないが虫眼鏡で見える)緑が、無~い💦
危ないとは思っていたんですよね。せめて素焼きの鉢の中に入れたほうがいいな、て。 もう1つ(正確には分散して植えたのでもう2つ)は大丈夫とはいえ・・・自然でもきっとこうなんですね。

9.たった1つですが生きている子が!

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる たった1つですが生きている子が!
2023/02/12
新たに発芽したのか、生き残ったのかは分かりませんが、たった1つですが小さい双葉ちゃんが居ました。
このポットには、種の多くを撒いた筈なので、これから芽が出る可能性も残されています。
大切にしなければ。早速頂いたアドバイスどおり、ビニル袋をかけました。発芽前は毎日そうしていたのですが芽もある程度出てきて日照時間も延び、陽に充てたい(ビニル外す)と寒暖差(夜対策)を怠っていました。

10.このまま1年温存か・・・

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる このまま1年温存か・・・
2023/03/19
本葉がチラっとみえたあたりで、厚撒きになっている大き目のをつまようじでそーっとジフィーに移してみたが、室内ではすぐ乾燥し外だと寒すぎて、結局#9のポットのようにほぼ壊滅状態に。
参考にしているリンドウの育て方(もうひとつの育レポ)をみていると、兎に角成長が遅くポット上げは翌年。
下手にいじらず、残っている集合ポットをそのまま室内管理がよさそう。

11.遅いけど成長している

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる 遅いけど成長している
2023/05/26
大きめのは植え替え可能にはなってきた。けれど、今年はこのままにしておこうと思う。

1月中旬からの発芽から今に到り、育ちそうなのが10芽くらい。
「埃のような」種の数やその後の良好な発芽率の割には、随分減ってしまった。焦って早く植え替えたからだ。成長が遅いので普通は翌年になって間引き等かねて植え替えるか、スキルのある方はある程度大きくなった段階で植え替えて、咲くまでそのままにしておく。その「ある程度」に一部なっているけれど、未だ小さい株もある。

12.親株が芽吹いてきました①

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる 親株が芽吹いてきました①
2023/06/05
敷地内に1つしかない「白色(クリーム色)」の株。
これが今年も咲いてくれれば、花の種類(トウヤクリンドウかどうか)が特定できる。

13.親株が芽吹いてきました② 周囲

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる 親株が芽吹いてきました② 周囲
2023/06/05
写真の通りで、今頃から周囲の草木で陽当たりが悪くなる。

とはいえ、白樺の根に長らく自生しているので、白樺を切るのは難しい。周囲はレンゲツツジ。親がとても大切にしていたが、あちこち増えているのでこちらを、花後切り詰めて陽当たりをよくするかな。。

14.ポットあげしました

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる ポットあげしました
2023/08/10
「今年はこのままにしておこう」と思ったが。やはりこの夏の空気や肥料を与えて少しでも成長して欲しいので、ポット上げした。
10株程度だが、冬が来る前にどれだけ株が充実できるかが勝負となる。(基本外で直植えで育てたいので)。

室内より外の方が生き生きしているが、当地を逸れて雨の恩恵を頂けた台風(様)の後の直射日光には気を付けよう。

15.白じゃない

(トウヤク)リンドウを種から育ててみる 白じゃない
2023/10/11
あれほど期待した白の開花。
しかし、青みがかった蕾の予想どおり青い花が咲いた。

こんなことってあるのだろうか。親株の色が変わる?
種子なら当然交雑もあるだろう。 1度2度なら「たまたまの日照などの条件」もあるのかもしれない。だが、何年も、もしかしたら10年くらい、ずっと「白:ややクリーム色で黒っぽい斑点がある」だったのだ。

でも、原因は花に有る訳ではない。日記にも書いたけど、期待しすぎて萎縮したのかもしれないし、雨不足で総じてどの花も色が濃いので、そのせいかもしれない。

生きていてくれてありがとう・・・としかいいようがない。

去年種子が採種できたのも奇跡かもしれない。
その株達が青だろうが、白だろうが「もしかしてトウヤクリンドウ改めリンドウ」だが、開花するまで、見守ります。

開花期

収穫期

わたしの育て方

水はけは良いが乾燥しない日向(樹木等で少し弱い)に「1株」だけ自生しているクリーム色のリンドウ。花の写真が無いため名前が特定できないが「トウヤクリンドウ」だと思っていた→ 2023年の芽吹き等からトウヤクリンドウではないことは解っていた。多分オヤマリンドウのシロバナ。

育て方は秋咲きのリンドウと同じ。

・昨年(2022年)初めて「結実」した実を採取できたので、種から育ててみる。寒いので、花が咲かない年も咲いても結実しない年もあった。

・用土はもともと自生しているので余り細かいことは気にしない。
①ポット:下に軽石、鹿沼、赤玉小など入れ「山野草の土」に振りかける
⓶ポットに撒ききれないのは、苔や親株の近くなど、保湿の良さそうな所に撒いた。

・ポットといっても、外は厳寒期氷点下15度、他の種子もあるので、12穴市販みたいな狭いがカバーもついている物に仕方なく厚撒き。室内。

・まだ早春発芽。厚撒きなので、焦って大きめの実生をポット上げするも失敗。(その後、水の中にバラまいて選別する方法を教えてもらった)→ 12穴を同じころ発芽する種類2種類くらいにすべきだった。そうすれば「水の中(タライ)にブチあけても、なんとかなった。

・発芽率は良いので、何回か試して10数株ほどポット上げに成功。地植え予定にて霜の心配のないGW以降外で管理。肥料は与えたいが他にもすることが多すぎて出来ない。何より雨が降らないので散水が優先。(2023夏)

・実生は、本などで確認するが、1年目の遅い育ちのとおり。これで良いと思う。

・直撒きは、稀に見る雨量不足もあり、発芽しなかった。しかし、種子が腐っていなければ、下草を刈ったらリンドウが咲いた、という話は聞く。

※ 親株(唯一1株の白:クリーム色)リンドウ。亡母が元気だった10年ほど前まで「特別」だったが写真がない。トウヤクリンドウか?なんて思ってもいたので、それは心待ちにしていたが、なんと、青味がかった蕾で実際うす青い開花だった。

それはショックだった。だが、3つ蕾をつけ、咲いたのは1つだけ。勿論それも結実はしないだろう。そう思うと、これはまだ「リンドウを種から」で(失敗ではなく)続けて良いと思う。
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