園芸・ガーデニング作業の基本 ~初心者のための基礎知識~

緑枝挿しの方法

テーマ 挿し木、接ぎ木、取り木
講師
「緑枝(りょくし)挿し」とは、最も普通に行われる挿し木の方法で、今年伸びた枝を挿します。挿し木は、切った枝を土に挿しておくだけで根が出て、苗ができるふやし方です。
挿し木(挿し芽)の基本はこちら

挿し木(緑枝挿し)の方法

ヤナギ‘ハクロニシキ’例に、緑枝挿しの手順を紹介します。

緑枝挿しの方法1

1.よい枝を選んで切り、枝を10cmぐらいの長さに切り分ける

緑枝挿しの方法2

2.葉を2~3枚残し、下の葉を取り除く

緑枝挿しの方法3

3.残した葉を半分以下の大きさに切る

緑枝挿しの方法4

4.よく切れるハサミやナイフで、枝の末端部の両端を斜めに切り戻す

緑枝挿しの方法5

5.挿し穂を半日以上、水につけて吸水させる

緑枝挿しの方法6

6.挿し穂をまっすぐに持ち、垂直にさし床にさす。葉が触れ合わない程度の間隔で、鉢縁に沿ってさしていく(たくさん挿すときは、鉢の真ん中まで挿す)

緑枝挿しの方法7

6.挿し終わったら、たっぷり水を与える。挿し木後は、発根するまで明るい日陰で管理する

発根後の植え替え(鉢上げ)

発根は、早いもので1か月、遅いものだと1年以上もかかるので、発根したかどうかを確認する必要があります。コンテナに挿したものは、裏側から見ると根が鉢底から出てくるので、それを確認するとよいでしょう。
発根した苗は、鉢やビニールポットに植え替えます。植え替えの時期は、ボケのように秋しかできない種類もありますが、ほとんどの植物はいつ行ってもよいでしょう。ただし、新芽の出てくる4月中旬から5月中旬は行いません。
育苗期間が冬になる場合は、霜や寒風を避けられる場所で管理するか、ビニールハウスなどで防寒をしましょう。


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