園芸・ガーデニング作業の基本 ~初心者のための基礎知識~
ツバキを例に、苗木を鉢に植え付ける手順を紹介します。どの苗も庭植えに準じて植え付けます。
[用意するもの]苗、鉢、鉢底網、用土(赤玉土小粒7、腐葉土3を配合したものなど)
1.苗を鉢から抜き、根鉢を一回り崩す
2.鉢底網を敷く
3.鉢の底に用土を入れ、苗を置く(ウォータースペースがとれる高さにする)(下記「ウォータースペースと植え付ける深さ」参照)
4.根鉢の上の高さまで用土を入れ、用土を割りばしなどでつついて埋め込む
5.植え終わったらたっぷり水を与える
[関連]ツバキの植物図鑑
なお、植物によって苗の植え付け適期が異なります。ポット苗に付いているラベルや、みんなの趣味の園芸「植物図鑑」等のカレンダーを参照してください。
ウォータースペース(水代:みずしろ)とは水やりをした際に、一時的に水をためておくスペースのことです。下図のように、根鉢と用土の表面を同じ高さにし、ウォータースペースをとって植え付けます。
小さな苗の場合、水はけのよい用土を使用すれば、特にゴロ土を入れる必要はありません。用土は基本的には、赤玉土小粒7、腐葉土3を配合したものを使います。元肥として5%ほど緩効性化成肥料を入れてもよいでしょう。ツツジ科など、酸性土を好む植物は、腐葉土の代わりにピートモスを使います。培養土を使用する場合は、赤玉土を5割ほどまぜると、さらによくなります。
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