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ランで楽しむ花のトロピカル紀行~60th anniversary 蘭友会らん展

ランで楽しむ花のトロピカル紀行~60th anniversary 蘭友会らん展
2019年「蘭友会らん展」の展示風景(写真提供/サンシャインシティ)

ランとひと口にいってしまいますが、じつはランには膨大な種類があります。普段よく利用する『園芸大事典』を紐解いてみると、ランの記載で三百数十ページを占めるほどです。

 

世界中で15,000種ほどを数えるといわれるラン。それら数々のランは、主に赤道を目印にすると、南極を除いて、北半球と南半球の熱帯・亜熱帯から亜寒帯に分布しています。

 

これほど豊富なランですが、冬のらん展ではすべてを見ることができません。一方、5⽉27⽇〜30⽇に開催が予定されている第60回「蘭友会らん展」では、 愛好家のこだわりのランを見ることができます。

 

たとえば、アーポフィラム・ギガンチウム。メキシコから中南米に分布するランです。どこかロウソクを想起させる花ですが、大きな株にきれいな紫色の花が咲く中南米の大地とはどのような光景でしょうか。

 

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アーポフィラム・ギガンチウム Arpophyllum giganteum(写真提供/蘭友会)

 

あるいはアングレカム・レオニス。多肉植物人気などから最近、よく話題になるアフリカ南東部沖、マダガスカルのランです。白い花と清涼感のある香りが特徴的なランで、園芸ファンに人気があります。花の形を見ていると、この花を訪れるのはどんな昆虫か、つい想像してしまいます。

 

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アングレカム・レオニス Angcm leonis(写真提供/蘭友会)

 

家庭園芸でおなじみのデンドロビウム。じつは花の形、⾊、⼤きさなどから、大変、豊富なバリエーションを誇ります。インドから東南アジアに分布するデンドロビウム・デネアヌムの鮮やかなイエローの花は、きっと自生地でもよく目立つのではないでしょうか。

 

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デンドロビウム・デネアヌム Dendrobium denneanum(写真提供/蘭友会)

 

さて、今回の蘭友会らん展では、展示会場にランの自生地マップも予定されています。個性的な花に目が奪われてしまうランですが、どのような国・地域で生きているランなのかを知れば、プチ・トロピカル紀行を味わう面白さもありそうです。

(※展示内容が変更になる場合があります。)

 

●60th anniversary 蘭友会らん展 inサンシャインシティ~世界の蘭を集めて~

開催期間(予定)/2021年5月27日(木)~5月30日(日)10時~18時 *最終日は16時30分まで

会場/東京・池袋サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4階 展示ホールA

入場無料

イベントページ(サンシャインシティ)

蘭友会

※状況によりイベントが中止・変更となる場合があります。最新の開催情報は、イベントページなどからご確認ください。

 

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「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』シニアエディター・原田による園芸エッセイです。

 

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