家庭菜園一の人気野菜、ミニトマトの基礎知識
トマトは家庭菜園一の人気野菜。ミニトマトなら、初心者でも無理なく育てられるので、はじめての家庭菜園にもおすすめです。
恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智さんが、ミニトマトについて知っておきたい基礎知識を教えてくれました。
雨と湿気が苦手
雨と湿気が苦手なので、水はけのよい場所を選び、ポリマルチを張った畝(うね)に植えつけます。わき芽をかき取って余分な枝を整理し、風通しよく育てましょう。雨が多いと、水分を吸収しすぎて実が割れやすくなるので、株の上部をポリシートで覆う雨よけも効果的です。
病気に強くて丈夫!
ミニトマトは、大玉トマトよりも病気に強くて丈夫です。初心者でも無理なく育てられ、小粒の実がどっさりなります。
秋まで長~くとれる
ミニトマトは収穫期間が長く、10月中旬まで収穫できます。暑さが落ち着くと新しい花や実がつくので、栽培スペースに余裕があるときは、栽培を継続してみましょう。涼しくなると昼夜の寒暖差が大きくなり、甘みが増しておいしい実になります。
トマトは色もサイズもいろいろ
家庭菜園一の人気野菜だけに、さまざまな大きさと用途、色の品種がそろっています。実の大きさで分けると、1個15~30gがミニトマト、200g以上が大玉トマト、その中間が中玉(ミディ)トマトです。生食用がメインですが、加熱調理用の品種もあります。ミニトマトは、赤だけでなく黄色やオレンジ色、紫、緑などがあります。
●苗の植えつけ時期(目安)
暖地…4月中旬~5月上旬
中間地…4月下旬~5月中旬
寒冷地…5月下旬~6月中旬
『やさいの時間』テキスト4・5月号では、ミニトマトの栽培について詳しく紹介しています。
テキスト『やさいの時間』2022年4・5月号 亜美・太陽のベジ・ガーデン「2本仕立てでどっさり収穫 ミニトマト」より