野菜、ハーブ、花を寄せ植えに。みんな幸せミニポタジェ
野菜、ハーブ、花を寄せ植えにして、生物の多様性を感じられるミニポタジェを作ってみませんか? 大型プランターなら1つでたくさんの野菜を育てられ、管理作業もラク。
園芸家の深町貴子さんが、春夏ポタジェにおすすめの組み合わせを教えてくれました。
ポタジェって何?
ポタジェとは、家庭菜園を意味するフランス語。野菜やハーブ、草花を一緒に育てて、お庭の一部として楽しむ菜園です。成功のコツは、「少量多品目」。異なる科の野菜やハーブを複数組み合わせることで病害虫が発生しにくく、生育もよくなります。
春夏ポタジェにおすすめの8種類
植物の育ち方や相性を考えて、トマトを主役に、ハーブや花も一緒に育てる春夏ポタジェにおすすめの8種を紹介します。
トマト【苗】...加熱にも向く調理用トマトをチョイス。果肉が多くて裂果(れっか)しにくく、性質が丈夫なので育てやすいのもメリット。
エダマメ【苗】...ビールのつまみに最適な家庭菜園の人気野菜。市販のポット苗を入手して、収穫までの時間を短縮。
パセリ【苗】...香りが豊かな葉はサラダやスープ、料理の添え物に。コンパクトな株姿で、多くの植物と合わせやすいのも魅力。
バジル【苗】...ピザ、パスタなどイタリア料理で定番のハーブ。トマトとの相性がよく、互いの生育をよくする効果も期待できる。
チャイブ【苗】...やさしいネギの香りがする繊細なハーブ。細かく刻んでサラダや料理のトッピングに。トマトの病気を防ぐ効果も。
ナスタチウム【苗】...彩りが鮮やかなエディブルフラワー(食用花)。花や葉には辛みがある。黄色い花には虫が寄りつきやすいので、黄色以外の品種を選ぶ。
※苗選びの際は、食用に適さない農薬が使われている可能性のある観賞用ではなく、ハーブ苗売り場で売られている食用のものを購入する。
ニンジン【タネ】...根が長く伸びる五寸タイプを栽培。収穫までは約120日かかるが、すじまきにして、間引きながらじっくり育てる。
小カブ【タネ】...収穫までの期間が45~50日と短く、手軽に栽培できる根菜の一つ。タネを点まきにして、根を大きく太らせる。
『やさいの時間』テキスト4・5月号では、上記の8種を育てるポタジェの作り方を詳しく紹介しています。
テキスト『やさいの時間』2022年4・5月号 さすてな菜園プランター「みんな幸せ小さな菜園 ミニポタジェ」より