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5月から始めるラン栽培

5月から始めるラン栽培
2021年「蘭友会らん展」の展示風景(写真提供/サンシャインシティ)

ランのアマチュア愛好家の全国組織、蘭友会によるらん展が5月19日(木)から22日(日)、東京・池袋のサンシャインシティで開催されます。61回目を数える今回、メキシコを中心とした中米のランを題材に「多様性の宝庫」をテーマにした企画展示や、蘭友会会員等による個性豊かなラン約1,000株が並びます。

 

一般的にらん展というと冬季に行われることが多いので、冬のイメージがあるかもしれません。しかし、蘭友会らん展は夏季に行われるらん展としては最大級の展示会で、ランを始めてみようという初心者には好都合のらん展です。

 

その一つは、展示されるランのバラエティの豊かさです。ラン研究者の話では、ランは南極以外のすべての大陸に自生し、イギリスの最新論文によると野生種は2万8000種を数えるほどだそうです。これほど多彩なランと向き合い育ててきた愛好家こだわりのランが、会場に集結します。花の姿、色、香り、株の大きさなど、初心者にはわかりやすい栽培見本といえます。

 

開催時期が初夏という季節も好都合です。冬のらん展は気に入ったランがあっても寒さが気になります。一方、初夏ならば、東京の場合、最低気温が20℃近くあるので、ラン栽培をすぐに始めることができます。しかも会場にはラン専門店が出店しているので、気に入ったランをその専門店で買い求めることもできます。

 

またこのところランの楽しみ方もずいぶん変わってきました。以前は素焼き鉢を利用してランを育て、花を咲かせることが一般的でしたが、近年は花ばかりでなく、その生きざまや株姿、根の動きが注目されるようになりました。そのケーススタディとして、板や木に着生させたり、テラリウム仕立てにしたりと、ランを知り尽くした愛好家ならではの事例を見ることができます。

 

5月、ランを始めるにはよい季節です。ランを始めてみませんか。

 

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中米のラン、チシス・リミンゲイ(Chysis limminghei

 

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松皮に着生させて咲いたデンドロビウム・ヘコウエンセ(Dendrobium hekouense)。前回展示会の人気投票でトップだった

 

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近年、人気のテラリウムで楽しむラン。咲いているのはデンドロビウム・アノスマム(Dendrobium anosmum

 

(写真提供/蘭友会)

 

●第61回蘭友会らん展 in サンシャインシティ~多様性の宝庫~

期間/2022年5月19日(木)~5月22日(日)10時~18時(最終日16時30分まで)
会場/東京・池袋サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4階
入場無料

イベントページ(サンシャインシティ)

蘭友会

※状況によりイベントが中止・変更となる場合があります。最新の開催情報は、イベントページなどからご確認ください。

 

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「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』シニアエディター・原田による園芸エッセイです。

 

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