【作業が楽しくなる園芸道具ガイド】てみ
てみをご存じでしょうか? 名前を聞いてすぐにわからなくても、上の写真を見れば、見覚えのある人も多いのでは?
今回は、さまざまなシーンで大活躍する、てみの魅力と使い方を、庭師でもあり夫婦で園芸店を営む岡本直樹(おかもと・なおき)さんと、由香里(ゆかり)さんに教えていただきました。
出番の多い必須アイテム!
てみはもともと農具として使われてきたものなので、園芸道具としてはなじみのない人もいるかもしれません。しかし、庭師として働くようになって、これほど出番の多い "使える道具" もないと感じています。1つで何役もこなせる優れものですから、家庭園芸でも小さなてみがあれば大活躍間違いなし。一度使ったら手放せなくなる "幸せアイテム" です。大小あるのでご自分の環境に合わせて選んでみてください。
てみの特徴
● 軽くてたくさんのものを入れられる
● 両手で持てるのでバケツより運ぶのが楽
● ちょっとした "作業場" にもなる
使い方はアイデアしだい!
ショベルのように土をすくったり、堆肥を運んでまいたり、水を入れて広範囲の水やりをしたり、果樹の収穫をしたり、てみの上でセメントを練ったりと、アイデアしだいでいろいろな使い方ができます。特に場所を汚したくないようなシーンで役に立つので、ベランダや玄関まわりなどの作業にはもってこいです。少し大きい道具ですが、壁に掛けたり、立てかけたりするなど、収納も工夫すれば邪魔になりません。
★『趣味の園芸』テキスト連載「園芸道具ガイド」第3回では、てみの活用方法について、詳しく紹介しています。
★この号に掲載されています
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