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ピーマン&パプリカの実を大きく育てるコツ

ピーマン&パプリカの実を大きく育てるコツ
(撮影:栗林成城)

ほぼ同じ方法で育てられる仲間のピーマン&パプリカ。株が疲れると実つきが悪くなり、実がついても大きくなりません。恵泉女学園大学副学長の藤田 智(ふじた・さとし)さんが、実を大きく育てるポイントを教えてくれました。

 

ピーマン&パプリカ 実を大きく育てる4つのコツ

 

【ポイント1】肥料切れさせない
植えつけ前には溝施肥(みぞせひ)で土作りを行い、肥料が効率よく、長期間効くようにします。堆肥は通常の1.5倍の4.5~6L/平方メートル投入し、花つきや実つきをよくする効果のある熔リンもプラス。さらに、2週間に1回の追肥で、株のスタミナを維持します。

 

【ポイント2】整枝(せいし)で、伸ばす枝数を制限
主枝(しゅし)1本+側枝(そくし)2本のみを伸ばす「3本仕立て」で栽培。すべての枝を伸ばして実をつけさせると、栽培途中で株がバテてしまいます。伸ばす枝を限定することで実に養分を回し、株の負担を減らしましょう。日当たりと風通しがよくなるので、生育もよくなります。

 

【ポイント3】まずは未熟果を若どりする
未熟果に比べ、完熟果は収穫までに時間がかかります。その分、株にとっては大きな負担に。生育初期は、緑色のうちに若どりしましょう。特に、株がまだ小さいうちにつく一番果(いちばんか)は、小ぶりなサイズで収穫すると株の疲労予防に効果大。

 

【ポイント4】大型パプリカは摘果(てきか)する
大型種のパプリカの収穫目標は、1株で10個。実が大きく育つ分、株が疲れるからです。実が小さいうちに適宜摘み取って、負担を減らします。実が小さいピーマンとミニパプリカでは、摘果は不要です。

 

●植えつけと収穫の時期(目安)

暖地 植えつけ/4月中旬~6月中旬 収穫/5月下旬~10月下旬

中間地 植えつけ/5月上旬~6月下旬 収穫/6月上旬~10月中旬

寒冷地 植えつけ/5月下旬~6月下旬 収穫/7月上旬~9月下旬

 

『やさいの時間』テキスト6・7月号では、ピーマン&パプリカの栽培について詳しく紹介しています。

 

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テキスト『やさいの時間』2022年6・7月号 亜美・太陽のベジ・ガーデン「もとを正せばみな同じ パプリカ」より

 

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