パンジー&ビオラ 苗選びはここをよく見て!
吹く風に涼しさを感じたら、パンジー・ビオラの季節です。さあ、今年も苗の植えつけから始めましょう。パンジーとビオラのスペシャリスト、その名もMr.パンビオ落合英司(おちあい・えいじ)さんが、苗選びのポイントを教えてくれました。
花や蕾がたくさんある
花や蕾を数多くつけた苗は次々と花を咲かせる傾向があります。また、気温15℃以下になると生育が緩慢になるため、花や蕾がない苗は葉ばかりの状態が続くことになります。
株元がしっかりしている
株元にぐらつきがなく、茎がヒョロヒョロ伸びていない苗を選びましょう。株元がグラグラした苗は傷みやすくなります。上部の茎は多少折れていても、株元さえしっかりしていれば、新しい葉が出てくるので大丈夫です。
黄色い葉は少ないほうがよい
店頭に並んだばかりの苗は葉が緑色でイキイキしています。店頭に長く置かれると葉が黄色く変わることも。黄色い葉があってもあとから新しい葉が出てきますが、イキイキした葉が多い苗のほうがすぐに本来の姿を楽しめます。
★Mr.パンビオ 落合メモ
ヒョロヒョロ苗でも翌春には復活! ポイントは切り戻すこと!!
Mr.パンビオは昨年11月下旬に茎が伸びきって値下げされた苗を購入。すぐに切り戻し、植え替えました。冬の間、花は見られませんでしたが、3月中旬から気温が上がると咲き始め、4月にはこんもり。5月末まで花を楽しみました。
パンジーとビオラの苗は株姿が乱れると安売りされることがあります。そんな苗をきれいに咲かせるのも栽培の楽しみです。
『趣味の園芸』10月号は、パンジー&ビオラを大特集! パンビオの魅力と栽培法をたっぷりと紹介しています。
テキスト『趣味の園芸』2022年10月号「Mr.パンビオ落合さんとはじめる パンジー&ビオラ」より