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「育て方は難しい?」「来年も咲くの?」球根ってどんなもの?

「育て方は難しい?」「来年も咲くの?」球根ってどんなもの?
(撮影:田中雅也)

秋になると、色も形もさまざまな球根たちが、店頭に並びはじめます。その個性あふれる美しさに魅せられ続けているという、園芸研究家の若松康史(わかまつ・やすし)さんが、球根のキホンについて教えてくれました。

 

タネからとどう違う?

 

チューリップなどはタネから育てると開花まで何年もかかり、また親そっくりの花が咲くとはかぎりません。でも、球根は親とまったく同じ花が翌年咲きます。タネから育つ花が子どもなら、球根はクローン(分身)といえます。

 

育て方は難しい?

 

球根自体に生育するための養分も蓄えているので、土の中に埋めるだけで育ち、花を咲かせます。タネに比べて大きいため扱いやすく、栽培はとても簡単です!

 

来年も咲くの?

 

ほとんどの球根植物が翌年も咲きます。「難しい」といわれるチューリップの園芸品種でも、花が小さくなったとしても意外に咲くものです。

 

いつ植えて、いつ咲くの?

 

秋に植えて春から咲く秋植え球根と、春に植えて夏から秋に咲く春植え球根があります。秋植え球根はまさにこれからが植えつけのタイミングで、種類も豊富にそろいます。

 

球根の一番の魅力とは?

 

植えるだけで手間なく花が楽しめるのはもちろん、ヒアシンスの球根などは輝きも美しく、見ているだけでワクワクしませんか。早春に地上に出た芽を見つけたときも、なんともいえない幸せな気持ちになります。

 

宝石のような球根の中には、花の命が眠っていますぜひ一度、土に植えて、早春の芽吹き、春の開花と球根がもたらす喜びを味わっていただきたいです。(若松さん)

 

『趣味の園芸』10月号は、パンジー&ビオラと秋植え球根を大特集! 球根の植えつけ方や寄せ植えでの楽しみ方など、たっぷりと紹介しています。

 

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テキスト『趣味の園芸』2022年10月号「庭で鉢で芽吹きの幸せ 球根ひとつ植えたなら」より

 

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