寒い冬にぴったりのあったかメニュー 蒸し煮で冬野菜フレンチ
とれすぎた冬野菜は、フライパン1つで丸ごと無駄なく味わえるすてきなフレンチになります。料理研究家の上田淳子(うえだ・じゅんこ)さんが寒い冬にぴったりのあったかメニューを教えてくれました。
蒸し煮で冬野菜フレンチ
フランスで「エチュべ」と呼ばれる野菜の蒸し煮は、素材の香りが冴え渡り、凝縮したうまみが味わえます。「蒸す」といってもピタリとふたができるフライパンがあればOK。野菜に油脂、水、塩を加え、短時間加熱するだけで出来上がり。
油やバターは野菜特有のえぐみをマスキングしてくれるので今まで気づかなかった素材のおいしさが実感できるはず。また、オリーブ油、バター、ゴマ油と油脂の種類をチェンジするだけでガラリと味わいが変わるのも魅力です。サラダにスープにと応用も自由自在。どっさり野菜もエチュべならペロリと完食間違いなし!
カブの蒸し煮
口に入れると中からカブのスープがはじけ出ます。とろける舌ざわりにするか歯ごたえを残すかは、蒸し時間で調整自由。(作り方は『やさいの時間』12・1月号10ページ)
「ふたをして蒸す」がエチュべの基本。ジャストサイズで、空気孔のないふたを使うこと。
(撮影:神林 環、スタイリング:久保原惠理)
『やさいの時間』12・1月号では、他にも冬野菜を使ったレシピが満載! 料理から保存法まで、冬野菜を長く楽しむ方法を特集しています。
テキスト『やさいの時間』2022年12・1月号 「蒸し煮で冬野菜フレンチ」より