おいしい&育てやすい サヤエンドウのおすすめ品種
春の訪れを告げるサヤエンドウ。サクッとした歯ざわりが魅力です。草丈が高くなるつるあり種は、収穫が長く楽しめるのが魅力。2色の花色をミックスすれば、見た目もパッと華やかに。園芸家の深町貴子(ふかまち・たかこ)さんが、サヤエンドウのおすすめ品種を教えてくれました。
エンドウは種類がいろいろ
エンドウには、豆がふくらむ前のさやを食べるサヤエンドウ(キヌサヤ)、さやと豆を食べるスナップエンドウ、豆を食べる実エンドウがあります。今回はサヤエンドウを紹介。花色は白、赤(ピンク)があります。
スイートピーのような花もかわいい! サヤエンドウの白花(撮影:上林徳寛)、赤花(撮影:渡辺七奈)。
おいしい&育てやすい サヤエンドウ
<白花種>
白花つるあり絹さやえんどう成増(なります)30日
歯ざわりがシャキッとした極早生(ごくわせ)種。生育旺盛で、うどんこ病などの病気にも強く、プランターでも手軽に育てられる。/カネコ種苗
ニムラ白花きぬさや
育てやすい極早生種。株の下のほうからさやがつき、たっぷり収穫できる。さやの形がよいものが、たくさんとれる。/ヴィルモランみかど
成駒(なりこま)三十日
形のよいさやがとれる早生(わせ)品種。さやの太りはゆっくりなので収穫適期が長く、春じゅうおいしいサヤエンドウが楽しめる。/タキイ種苗
<赤花種>
ニムラ赤花きぬさや
丈夫で根が強く、スタミナがある。株元に近い位置からさやがつき、ほとんどの場合、各節(せつ)2さやずつ収穫できる。/ヴィルモランみかど
スジナインハイパー
面倒なすじ取りが不要で、下ごしらえもラク。つるがグングン伸び、育てやすさも抜群。次々とさやがつくのもうれしい。/トキタ種苗
『やさいの時間』12・1月号では、サヤエンドウのプランター栽培について詳しく紹介しています。
テキスト『やさいの時間』2022年12・1月号 選 満里奈の毎日プランター「春告げサヤエンドウ」より