![「タツタソウ」。 メギ科タツタソウ属に分類される落葉性の多年草。原産地はシベリア](https://www.shuminoengei.jp/s3_img/resized/jpg/w1200_h1200/img_cache_a_50959_1_1711880304_jpg.jpg)
メギ科タツタソウ属に分類される落葉性の多年草。原産地はシベリア東部から朝鮮半島にかけてで、日本でも親しまれてきた春の山野草です。タツタソウ属は紫であるタツタソウ(Jeffersonia dubia、いわゆるホフマン系)と、白花のアメリカタツタソウ(Jeffersonia diphylla)の2種しかありません。
寒さには強いですが暑さに弱い。また、根をいじられるのを非常に嫌います。種が容易に出来るので、環境さえ用意できれば増やすことも難しくありません。
アルカロイドのベルベリンという苦みのする成分が含まれており、鮮黄連(せんおうれん)という生薬になります。抗菌作用と下痢止めの効果があります。
漢字で書くと「竜田草」となりますが、これは日露戦争の際の軍艦「竜田」の乗組員が持ち帰ったことが由来だとか。
2024年3月31日撮影