「クレマチス植えたけど、花が数輪しか咲かない」、
「春は咲いたけど、梅雨に弱り夏に枯れ、ボロボロで秋咲かない」、
ーー初めのとき、私はそうでした。
何とかしようと5年間試して、
改善すると咲くポイントがいくつかわかってきたので、
メモがわりに置いておきます。
題して、
『クレマチス咲かないとき、こうすれば解決できる方法!』
(5年前の自分が読みたかった情報がだれかに届くかもしれないので…)
◉はとくに重要だと思うポイントです。
ーーーーーーーーー
《鉢と土の部》
◉クレマチスに合う土の配合は、大きく分けて2種類あって、
1. ふかふかの土…ピートモス主体の軽くてふわふわの土。保水性・保肥性がよく寒冷地に向く。
2. つぶつぶの土…鹿沼土や硬質赤玉土主体のつぶつぶの土。水はけがよく乾きやすく肥料が流れやすいので追肥必須。暑さに強く暖地に向く。
もし暖地で1の土を使うと、梅雨に根腐れ、夏バテの危険度が上がります。
暖地や昨今の酷暑対策には2の土が向いています。
◉鉢は素焼き鉢やテラコッタが1番よく、
プラ鉢なら底上げ底穴多いかスリット鉢に。
○鹿沼土多めのときは少しだけ苦土石灰混ぜるといい感じです。
《環境の部》
◉鉢植えは長雨に絶対当てない方が良いです。
○株元は半日陰に。とくにフロリダ系。
《肥料の部》
○過酷な夏前と冬前に、いつもの液肥代わりに「微粉ハイポネックス」や「高濃度フルボ酸」を与えると夏バテしにくいです。
《手入れの部》
◉1年生苗は咲かせず摘蕾。すごく大事です!
◉1番花は全体の7〜8割咲いたら剪定すると、全然違います。
2番花、3番花を見たいときはこれでいけます!
○9月のメンテ※効きます。
(※鉢に細い棒を数カ所刺して穴を開け(中耕)、
有機肥料を追肥)
○雨に当てたり間違って水をあげすぎてしまったときも、
鉢土に細い棒を数カ所刺して穴を開けると、
土が乾きやすくなりリカバリーできます。
◉鉢植えは年1回の植え替え超大事。もし土替えしない年は、
地表数センチ分の土を削って堆肥を混ぜ込むと何とかなります。
【2024年追記】
◉◉若い株、成長の遅い株には、土に「高濃度フルボ酸」を混ぜると効果絶大です!
(クレマチスは根が本体だから) 成長不良はこれで何とかなります。
○鉢植えでも地植えでも表土のマルチングには、小粒の小石(日向土等)がおすすめ。
地温の上昇と、病気の蔓延を防ぎます。
○病気でないのに上記全部試してもダメだった場合は、
周囲の環境要因なので鉢の置き場所を変えましょう!
ーーーーーーーーーー
何故こんなことを書いてるかというと、
自分がクレマチス初心者だったとき、すごくこういう情報がほしかったからです。
本当に情報が足りなくて、
日本のネットや本はもちろん、海外の情報まで隈なく探してました。
ちなみに、「上記の項目はすべて、ナーサリー様やプロのガーデナー様の情報」から集めたもので、
なおかつ自分で試してみて、確かにすごく効果のあった内容です。
アマチュアの私が考えた方法ではないので、
気に入ったら安心して試してみてくださいね。
全部やったら、絶対来年からたくさん咲くと思います〜。
そしてやるの忘れると、わが家でも速攻咲かなくなります〜笑。
(※写真はクレマチスの丘にある素敵なお庭とカフェ。
丸窓のデザインが和洋調和してて素晴らしいです!)
このようなご親切な解説を本当にありがとうございます。ぜんぜんお花が咲かなくてこちらにたどり着きました。ぜひぜひお礼をお伝えしたくて初めてコメントをしました。これからも解説を続けて頂けたら嬉しいです。ありがとうございました。
返信する朧月夜さん
初めまして、こんばんは!
嬉しいコメントありがとうございます😊何か伝わったのであれば幸いです。
今でもたまに見つけてくださる方がいるので、
2年経って追加ポイントを追記しました笑
(もしプリンセスダイアナのように茂りすぎが原因でなければ)、クレマチスの成長不良には高濃度フルボ酸がよく効きます。
全部試すの大変だな〜って時は、フルボ酸からされるのがおすすめです☺️
箇条書きより分かりやすい図にまとめようかと考えてたところでした、
こちらこそ励みになりました〜💕
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。