気温18℃の穏やかな公園の青空に蝶が優雅に滑空しています。
①フサフジウツギで吸蜜するジャコウアゲハ♂。
蝶は2億年前の化石から鱗粉が発見され、その1億年後に花が出現することで繁栄してきたそうです🦋
②大きな葉で一休み。
ジャコウアゲハ(Aristolochia debilis)はウマノスズクサに産卵し、種名由来のアリストロキア酸(腎毒性)を体内に有することで捕食者から身を守るようになりました。
③以前メスがいたウマノスズクサに2齢幼虫、3齢幼虫が計3匹(1匹は写っていない)🐛6月に2m程あったウマノスズクサは枯れて少し離れたこの柵にまだ30cm程しか生えておらず、ボランティアの方に伺ってもここにしかないとのことです😱
ジャコウアゲハはアゲハチョウ上科の祖先的存在で、長い歴史の間に食草転換(別の植物を食べることで解毒遺伝子の発現が上昇して適応する)が起こり、アオスジアゲハ(クスノキ科)、ナミアゲハ(ミカン科)、キアゲハ(セリ科)などが出現し分化してきたそうです🦋
ウマノスズクサはここら辺の自然には見当たらず、そんな急には食草転換は起こらず、やっぱりうちのベランダでスミレのように育てておくしかないかなと思ったりしています🤔
6月に見逃した、あの独特なサナギを見たかったのですが。
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こんにちわ
返信する蝶が そんなに歴史的な物とは知りませんでした。
蝶の長旅の話も驚異的でしたが 食草転換で アオスジアゲハや ナミハゲハ が 出現したのですね。アゲハなどの蝶類は ミカン科を食べるものだとばかり思ってました。
ジャコウアゲハの幼虫も初めて見せていただきました。
rumikohさん こんにちは。
コメントありがとうございます。
ドイツで見つかった鱗粉の化石は蝶の歴史を塗り替える出来事だったようです。
長距離移動するアサギマダラも幼虫の食草のガガイモ科のアルカロイドを持っていますね。
うちのレモンの木には毎年ナミアゲハが産卵しに来ますが、ワッサワサのイタリアンパセリにはキアゲハは来ません🤔
前足で葉をドラミング(叩く)することでナミアゲハはミカン科の10種類の化合物を認識して産卵するそうですが、たま~に別の葉に産んでしまううっかりさんもいるそうで、そんなことから食草転換が起こることもあるのかもしれませんね。
幼虫はナミアゲハのように色が変わったりせずにこのまま大きくなり、サナギが特徴的です。
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