レプトさんの園芸日記
写真

他のプロフィール画像を見る

レプトさん  東京都
お気に入りメンバーに登録
2023年04月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
カテゴリ

蘭の植替え その1

2023/04/11
蘭の植替え その1 拡大 写真1 蘭の植替え その1 拡大 写真2 蘭の植替え その1 拡大 写真3

先日、注文していた素焼鉢が届いたので、今期の植え替えを行いました。
植替えは思い立ってやるものではなく、準備が大切です。
一株ずつ、じっくり見て、下記のような株は植え替えします。
 ・新芽が出るスペースがない株:鉢増しするか、バックを切って同寸の鉢に植え替えてトップに新芽のスペースを作る
 
 ・株の成長が悪かったり、バックバルブが傷んでいる株:鉢を小さくして乾きやすくし、根の伸長を図ります

蘭は他の草花と違い、根詰まりするぐらいで花が咲きやすくなります。鉢が大きいと根を伸ばす方に力が注がれるので花が咲きにくくなります。
また、大きな鉢は表面は乾いていても中心部が乾きにくく、表面がカラカラだと思い、水やりすると根腐れの原因となります。
乾湿を繰り返すことで根も伸びるので、鉢はなるべく小さくして、鉢内が乾きやすくします。

素焼鉢にミズゴケで植え替えるの場合
 いざ鉢から抜いてみたら
  バックバルブを切ったら元の鉢サイズより小さくなった
  バックバルブを切っても同寸の鉢に入れようとしたら、トップに新芽が伸びる余地がない
 などという事があります。1サイズしか用意していないと、無理に合わない鉢に押し込むことになります。
そこで、サイズの異なる鉢を何種類か用意しておきます。

 ミズゴケを戻す
  植替えする前日にミズゴケを戻します。前日の夜に、レジ袋にミズゴケを入れ、スプレーで満遍なくシリンジし、全体がシットリ湿るようにします。
  レジ袋のくちを縛り、植え替えまでそのままにします。
  翌日、レジ袋を広げると、ふんわりと戻ったミズゴケになります。

 株の取り出し
  素焼鉢はバック側から少しずつ叩いて、壊して株を取り出します。
  勿体ないと思っても、植替えまでの間に素焼鉢の特性である空気の通りが悪くなっています。根は空気を求めて素焼鉢に沿って伸びて行くので、通気が悪いと根が伸びないので通気性を確保するために素焼鉢は新しいものに植え替えます。
  


写真左:小一時間で6株完了


写真中央:Encyclis bracteate(エンシクリア ブラクテアータ )
入手した時に素焼鉢でバーク植えだったので、乾きやすと思ったので、植え込み材をミズゴケに変更しました


写真右: Epi. porpax fma. album(エピデンドラム ポーパックス アルバム)
    3.5号鉢にいっぱいになり、素焼鉢の外側に着生しそうな勢いだったので、根鉢は崩さず、中央部のミズゴケを抜き、周りに薄くミズゴケを付けてバスケットに植え付けてみました

「蘭の植替え その1」関連カテゴリ

みんなのコメント(12)

蘭は根詰まりするぐらいで花が咲きやすくなるんですね。
すごい勉強になります。

「植替えは思い立ってやるものではなく、準備が大切」→心に刺さりました😣
何となくやっていた自分に反省します。

返信する

JTKKさん こんばんは。
蘭の栽培を始めた頃は、植替えや株分けをするのがお世話だと思っていましたが、愛好会で見事な花を咲かせる先輩たちの話を聞いたり、温室ぬお邪魔することで、根をいじらない方が良いという事に気づきました。

置き場所が限られているので、鉢からはみ出るようになったら、バックをカットして同寸の鉢に植え替えするようにしています。
その時も根鉢はなるべく崩さず、根をあまりいじらない様にしたら花が咲き始めました。

鉢やミズゴケ、植替え用のヘラ、支柱、ビニタイなど、あらかじめ用意しておくと植え替えがスムーズになります。
植え替え予定の株も、何日も観察して、バックバルブのどこで切ろうか、鉢サイズをどうするかなど、考える時間も楽しんでいます。

レプトさん。
こんばんは。

小一時間ですか。不器用な私にはとてもとても。
エピデンドラム ポーパックス見事な根鉢ですね。
私の方は先日アップしたミニパープルのバックバルブを2本カッツするか3本カットするか未だ思案中です。

返信する

アーンプさん こんばんは。
植替えは慣れだと思います。最初のころは古いミズゴケを全て外して、消毒液に漬け込んでから植え替えしていたので時間が掛かりました。
蘭園で植え替えを教えてもらったり、ベテランの方の植え替えを見て、目からウロコでした。
その栽培の上手いベテランの方は、鉢を壊して出して、バックを数本切り、中央部のミズゴケを抜き、トップバルブの下に縦に切ったミズゴケを重ねて、手でギュッと株を握って鉢に押し込みます。
中心部のミズゴケを抜いているので、握ると株は小さくなり、同寸の鉢に収まります。
鬼手仏心(きしゅぶっしん)が植え替えの極意だと仰っていました。

鉢から抜いてみて、バックの2本目と3本目の根の状態で、カットする部分を替えてみても良いかもしれません。
σ(^^)は2本目でと思いましたが、3本目のバルブの根が傷んでいたら残しておいてもしょうがないので、3本目でカットするのも有りだと思います。

レプトさん。こんばんは。

ありがとうございます。植え替えの際の根っこの状態できめたいとおもいます。
ところで水苔を縦に付けるのはわかるのですが、いまだによく分からないのが中心部分の古い水苔を抜いてぎゅっと握ると根っこは小さくまとまってしまいませんか。よく言われているのは中心部分の根っこを広げたほうが根の張りが良いという方が多いと思います。あまり関係ないのでしょうか。

返信する

アーンプさん こんばんは。
カトレヤの場合ですが、中心部はどうしても水が滞留しやすいので、中心部のミズゴケを取り去ります。
その後、ミズゴケをトップに付けた後、ぎゅっと握るのは、空洞になった中心部を縮めて株自体をコンパクトにするためです。
根は、空気を求めて素焼鉢の壁面に伸びてくるので、この方法でも問題なく育っています。
σ(^^)の感覚だと、中心部から伸びた根より、トップバルブ側の新根が伸びた方が作上がりするように思います。
胡蝶蘭やパフィオのように根の本数が少なく、太いものは縮めずに広げるようにして植え替えています。

植え替えや栽培は、これが正解と言うものがなく、栽培環境も含めて色々な方法があります。
σ(^^)の方法は、諸先輩から教えてもらったり、穴開きボードバークでレプトテスを栽培する方法など、独自の方法も模索してきました。
アーンプさんもいろいろと試してみて、独自の植え替えを楽しんでみてください。

レプトさん。おはようございます。
私の悪い癖で、あーでもないこーでもないと先に頭で考えてしまうんですね。
色々と試しながら自分のスタイルを作っていくのが大事ですね。
しかしまだまだ初心者。これからもよろしくお願いします🙇‍♀️

返信する

アーンプさん こんばんは。
ミニパープルの参考になればと、新芽を曲げて鉢の中央に移動する写真を載せてみました。
徐々に、誘引すると意外に思うほど曲げられます。

σ(^^)も最初のころは、コンポストも良いと言うものを色々試したり、いろいろな方法を行って失敗したりしました。
水中の酸素が良いと聞いて、金魚のエアーポンプを使って腰水栽培したり、失敗例は数多くです。
世界らん展のお立ち台に上がるような蘭を育てている先輩の中には、これまでに枯らした単のラベルを位牌と言って袋いっぱい残している方も居ます。
失敗は成功の母! 失敗を恐れずにチャレンジしていてください。

レプトさんこんにちは。
初めの頃は、なぜ鉢が小さい方が良いのか、かわいそうではないか
とか、なぜ水苔を硬く詰めるの?
など謎だらけでしたが、自分で植え替えもして、レプトさんに教えていただいて、やっと納得できるようになりました。

こんなにたくさんあるのに1時間ほどで作業完了されたのですね。
ぶら下げ型になっているのが興味津々です☺️
鉢は、大きさの違うのを色々買っています。
浅型の素焼き鉢も買ってみているのですが、そのうち出番があるでしょうか☺️
水苔も、値があがると広島の蘭展で聞いたので、早速買い込んだところです。
虫がつかないようにしっかりビニールで包んで保管しています☺️

返信する

えびねっ子さん こんばんは。
一般的な花はポット苗から、大きな鉢に植え替えが必須ですが、蘭の場合は購入後、一年ほどは植え替えない方が無難です。
まだ家の環境に慣れていない蘭を鉢から出して、ミズゴケを全部取り去り、植え替えるのは、今にしてみれば虐待だったと思います。
水遣りもそうですが、植替えも、いかに我慢できるかが大事だと思います。

朝方の素焼鉢は、タイリントキソウ、サギソウ、山野草などの植え付けに良いと思います。
ミズゴケは値上がりよりも品薄です。昨年のミズゴケ不足は深刻で、良いミズゴケが植え替え時に入手できず、片っ端から蘭屋さんに電話しました。
その中の1軒が、蘭園で植え替えに使うミズゴケを分けてくれました。
蘭友さんは5キロとか使うので、予約して3か月待ちだそうです。
ミズゴケは一度戻したものは、よく乾かせば保存できますが、戻して、干し手を繰り返すとボロボロになって来るので、1回の植え替えに使う必要量だけ戻すことをお勧めします。

レプトさん、こんにちは。
今回も、とても勉強になりました。私は少し大きな鉢に植え替えしてしまった気がしました(^o^;)去年は、植え替え時に、既に新芽が沢山出ていましたが、今年は新芽が出ていません。
日記に、バックバルブ、トップバルブと出てきますが、どのようなバルブなのでしょうか?

返信する

☆あずき☆さん こんばんは。
日記を見ましたが、鉢が大きいく感じます。
σ(^^)なら、2株に分かれたものを鉢の中央部に寄せて、一つの鉢で育てます。

トップバルブとは、一番成長しているバルブで、花が咲いたり、新芽が出るバルブを言います。それに対してバックバルブは、その鉢内の一番古いバルブで葉が無かったり、バルブが皺しわになっているバルブです。
今日の日記に写真を載せたので、写真を見ると判りやすいと思います。

みんなの趣味の園芸にログイン/登録する

※コメントの書き込みには会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!