ichanさんの園芸日記

日本桜草、今年最後の開花

2023/05/12
日本桜草、今年最後の開花 拡大 写真1 日本桜草、今年最後の開花 拡大 写真2 日本桜草、今年最後の開花 拡大 写真3

日本桜草の春風駘蕩が咲いた。
春風駘蕩は、5/2に高鴨神社で譲ってもらったもので、二つ目の花が開いた。
ちなみに名前の春風駘蕩は、五世紀ごろの中国詩人・謝兆が『春物方に駘蕩たり』と詠ったことがもとになる漢詩で、"駘"は、馬がのんびり歩いているさま、"蕩"は水が広く流れる様子を表しているそうだ。
全体で『春の景色はのんびりしている』ということになるのだが、さらに転じて『人柄が明るくてゆったりしている』という意味で使われる四字熟語だそうだ。
最初の花は花弁のひとつが縮れていたが、二つ目は紅色に白が差した花が開いて、可愛い。
これで今年の日本桜草の花は終わり、これから来年に向けて準備をしよう!

①、②; 今回開いた花
③; 一つ目のもので、一弁が開ききらなかった(5/2の再掲)

「日本桜草、今年最後の開花」関連カテゴリ

みんなのコメント(4)

こんにちは

花も美しく、日記を拝読しますと、勉強になりまして、シェアありがとうございます

こんな日本サクラソウもあるのですね
花名の由来が、江戸時代に武士の間で流行った日本サクラソウを彷彿させるのですが、失われずに現代に伝わったものなのでしょうか

返信する

きゅーさま、コメントありがとうございます。

"春風駘蕩"ってあまり聞かない名前だったので、WEBで調べたんですよ。そうしたら名前の意味が分かりました。
ただ、いつごろからあるのかについては、WEBで埼玉県の"花と緑の振興センター"の保有リストやさくらそう会の認定品種のリストにあたってみましたが、リストアップされておらず、ようやく、浪華さくらそう会の方のブログで柴田精一郎という方が作り出したことまで分かった次第で、そんなに古い品種ではないのだろうと思っています。

うちには江戸中期の寛政・文化の頃には名が出ている"駅路の鈴"という比較的強健な品種をもう何年も育てているのですが、たくさんの花がある年や花が全くない年などあり、なかなか難しいですねえ。
今は、品種を増やすより、花を見る確率が高くなるように株を増やしたほうがいいなあと思っているのですが、見かけるとついつい買ってしまうみたいです…。

ドイツに居た頃は草むらに自生する白やピンク、黄色などとりどりのプリムラをよく見かけましたが、イギリスでも見られるんでしょうか?

ということで、失礼します。

またしつこくお邪魔しております💦 すみません

一字一句沁み入るお返事をありがとうございます
また大変に勉強になりました

江戸時代の銘花もお育てなのですね😃
浪漫を感じさせていただきました

ドイツにもいらしたのですね
プリムラは、黄色は英国にもあり、プリムローズと呼ばれて、あたり一面を覆うように咲いて、春だなぁと思います
まだ最後の方が咲いています
ピンクも少し咲いているところもあるのですが、バルカンのものなので、英国では、趣味で育てている方々のところから逃げ出したものが咲いているのでしょうか🤭

返信する

おはようございます。
ドイツに居た頃に買ったハンドブックを引っ張り出して見ていると、あの頃見ていた黄色いサクラソウは、Primula elatiorか、P. verisのようですねえ。ハンドブックにはプリムローズ(P.vulgaris)は載っていないので、大陸側には自生していないのかもしれませんが、日本には園芸品として入ってきているそうです。

子供たちを連れてライン川への道をよく散歩していましたが、5月になって、ようやく冬の薄暗さから抜け出して、枯野が緑の草原になり、そこにいろんな花が咲き始め、クジャクチョウ(Peacock)が飛び交い、まさに春が来たなあと感じるようになったという、もう20年ほど前の記憶があります。
まあ、今となっては、どこに居ても、"冬から春になるタイミングは良いですねえ"と言っていますが…。こちらはもうすぐ湿度の高い梅雨を経て、酷暑になります。毎年同じような繰り返しですが、今年の春は足早に過ぎ、いろんな花が咲き終わってしまいました。
ということで、良い時期をお過ごしくださいませ。

みんなの趣味の園芸にログイン/登録する

※コメントの書き込みには会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!