帝国物語　モーモーリキュール（②③はカマキリ）｜園芸日記byしまくじら｜みんなの趣味の園芸

写真1

写真2

写真3

生い茂るスギナ共和国を抜けると、そこはヘクソカ天国だった。

遊牧民ヘクソカ・ズーラ族は、神出鬼没の自由民。それがカモジじじいや赤鼻族たちと一緒に、酒盛りを開いていた。

数年前、庭師・しまくじらは、収量が減ってきたアスパラガスの陣地を広げようと、固い地面を掘って掘って、牛フンたい肥や肥料をたっぷりまいて、耕した。しかし、すでに１０年すぎて年を取っていたこともあり、アスパラガスは四方から強じんな雑草たちに襲われて、勢力は衰える一方だった。

そのとき埋め込んだたい肥は、時を経ておいしいモーモーリキュールとなり、それを目がけて、ありとあらゆる雑草たちが集うこととなった。今やそこには背の高いヨモギじじいやニラおばさんがたむろし、アスパラガスはまるでペンペン草の様相を呈している。

しまくじらはついに、その地をあきらめ、新しく鳥さんが運んだ場所のアスパラガスに乗り換えた。かくして畑の隅のかの地は、忘れ去られることになったのである。

ジューンベリーの収穫の時期だけ周りを草刈りされ、アスパラガスもちらりと見られる程度だったが、今年は他の場所の草刈りに忙しく、草が生い茂り、ジューンベリーでさえ、１回収穫されただけだった。

その間に雑草たちは背高くはびこり、緑濃いヘクソカ・ズーラ族は、巻き付き放題となったのだった。

県主導の測量などがなければ、今でもヘクソカ・ズーラ族は猛威を揮っていただろう。

残念だったな！

雑巾についたカマキリの卵に何も変化がないと思っていたら、モケモケしているのを見つけた。近くのスナップエンドウにもダリアにも１匹も見つからなかったけど、昨日、草取りしているときに１匹だけ見つけた。ダリアの葉に移動してもらった。

雑草には容赦がないしまくじら、カマキリには優しい

＊遊牧民ヘクソカ・ズーラ族＝ヘクソカズラ。

＊「帝国物語」は半分ノンフィクション、半分フィクションですので、名前は本物じゃない場合があります。

＊カテゴリ「帝国物語」不定期連載中。

①
ホリホック。道からも見える高さになった。５輪ほど咲いているが、片側からしか見えない。

②
地面にいたカマちゃん。まだ１㎝もない。これを見つける、しまくじら

③
ダリアの葉に移動してもらった。

今日、２つ目のツバメの卵の殻が落ちていた。


挿し木が出来る... 2024/09/10	お久しぶりです 2024/09/10	むふ☺️ 2024/09/10

伸びたトリフロラ 2024/09/10	シグレイシバ ... 2024/09/10	私の新しい１年 2024/09/10