永遠の森　第二弾｜園芸日記by小春｜みんなの趣味の園芸

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2019年に作ったガラス壺のテラリウムがビギナーズラックで上手く行っていることに気を良くして、第二弾を作りました。

永遠の森と呼ばれるこの方式のテラリウム、色々な条件が上手くかみ合うと永遠に機能し、潅水・施肥・掃除などの手入れがほとんど要りません。水は器の中で循環し、落ちた葉は肥料になるか根付くか。環境に合わない植物は雲散霧消、消えました　コバエも湧きません。上手く行かない時はカビたり、苔だらけになったり、腐ったり枯れたりするようです。

ガラス壺は順調ですが、大きくなる植物を入れてしまったので、一杯になります。徒長はほとんどしませんが、ワサワサ繁るので、手入れする時に切り、普通の鉢に植えて殖やしています。

先回の反省を踏まえ、手が入れやすい広口の瓶にしました。ガラス壺は上へ行くにつれて狭くなるので、今回のガラス器は寸胴です。

器はテラリウム用にホームセンターで売っていました。コルク栓が付いている密閉テラリウム用です。

ガラス器をアルコール消毒し、鉢底に熱湯で洗った溶岩の粒（軽石よりも気孔が少ないですが、これしか手に入りません）、ハイドロボール、ゼオライトを敷きます。ここまでが言ってみれば地盤、火山性のスカスカの地盤をイメージしました。その上に活性炭をバラ撒きます。テラリウム用に売っている活性炭はお高いので　水槽のフィルターの詰め替え用に売っている活性炭で代用。バーベキュー用の木炭を袋に詰め、金づちで叩いて粉々にしたものでも代用できます。

最後に室内園芸用の清潔な土を被せて完了。種まき用の土が推奨されていますが、種まき用土は発泡スチロールの粒が交じっていることが多いので、使いませんでした。私一人の森なので、環境保全に特に留意、人工物が交じっていると思うと興ざめです。

チランジアを貼り付けてある熱帯魚用の木をそのまま入れ、セントポーリアの葉挿し苗を植え付けました。シャコバサボテンを数節、親バルブを早くに亡くしたオドントグロッサムの子株と、絶不調コチョウランの小苗を入れ、最後に潅水して、ガラスの深皿を被せて蓋にしました。ランは調子よく育つまでの仮住まいです。

朝方、水滴で濡れた器の内側が、昼過ぎには乾いている状態が理想です。いつまでも濡れている場合はガラス蓋をずらすか、外します。付属のコルクは上から中が見えにくく、コルクが水を吸ってしまいますし、密封し過ぎるのではないかと思います。使うとしたら順調に動き始めてからにします←順調に動くと決めていますね　

今回使った植物は家にあるものだけ、それも弱ったものが多いので、上手く行くかは分かりません。森の中の療養所のようなつもりで作ってみました。

先日の日記で風水ブームをボロクソに書きましたが、密閉テラリウムは風水火土の四要素のうち、風と火がありません。その割には上手く行き、蓋を開けた時に森の香りが漂います　『氣』も舞い上がるのかしらね

試してみたい方、2リットルの容量があれば、色々な器で出来ます。


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