ともたん0128さんの園芸日記
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ともたん0128さん  大阪府
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【23.9.9】狂ってやがるぜ❕❕

2023/09/09
【23.9.9】狂ってやがるぜ❕❕ 拡大 写真1 【23.9.9】狂ってやがるぜ❕❕ 拡大 写真2 【23.9.9】狂ってやがるぜ❕❕ 拡大 写真3

みなさんおはこんばんちわ。

今日はクックの日/食う食うの日なので皆さん料理をして食べましたか?「毎日やってる。」?主婦の皆様、毎日ご苦労様です。私は主夫ですが今日は愛妻が仕事休みなので料理をしてもらいました。夏野菜がどんどん退場していってピーマン・オクラだけに。新たに初秋どれのズッキーニが仲間に入ったので何とか家の野菜だけで食いつなげるかどうかというところです。
今日の園芸作業を書き連ねると
1.ドピンクのヤグルマギクから採種した種子を播種 親⇒https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_diary_id=1072325&num=2
2.スミレ4種(フイリミヤマ、ハグロシハイ、ムサシノスミレ、マンジュリカの変わり花)を一つの鉢にごちゃまぜに播種
3.キンセンカとディモルフォセカを育苗箱(100均A4カゴ)に領域半分ずつ播種
4.タカサゴユリの球根を掘り上げて捨てようと思ったけど捨てれず流し用くず取りネットのメッシュへイン、シューズクロークへGo。空いた鉢にラケナリア・ヴィリディフローラ、ヒメザクロが居たプラ鉢にラケナリア・ムタビリスを植付
5.ジニア・プロフュージョンが居た鉢を空けオルレアと名前が分からない2020年産の種(採種時に花が無かった)を10号プラ中鉢に播種。
6.挿芽発根していたマツモトセンノウをポット上げ

残るはイソトマ、ニゲラ、カスミソウ、ドウカンソウ、センダイハギ、ノースポール、ヤナギバルイラソウ播種と10月に入ってからジャーマンアイリス、バビアナ、ゲイソリザ・スプレンディディッシマ、フリージア、ヒメヒオウギ、ラッパスイセン球根植付のみです。
イソトマは今回はしくじらないように種を手のひらに出し塩を料理に振りかけるようにしてだまにならないようにします。毎回塊になったのを分けるときに失敗します。キンギョソウもこの方法でやったのでいい塩梅です。

それでは早速本日のお写真の解説に参ります。

📷①ヤナギバルイラソウ(キツネノマゴ:空き家の前に自生)ヤナギバルイラソウの繁殖力はうちにいるタカサゴフヨウより少し強め。トウワタより少し下くらいでしょうね。しかしよく見かけます。種う弾き飛ばす機能は備わってますが冠毛が無くトウワタよりも分布を広げる能力に劣ります。冠毛が無くても分布を広げる植物が居ます。例を挙げると千両、南天、センダン、ナンキンハゼ、桐などです。どうやって広げるのでしょう?共通しているのは鳥が好む実を付けると言う事です。これら果実の果肉にはアブシシン酸と呼ばれる発芽抑制物質が含まれ果肉を纏った状態では発芽しません。ですので例えば実がポロっと下に落ちただけでは発芽しないのです。鳥さんがついばんで遠くで果肉をそぎ落とされた糞として地面に落ちることで初めて発芽します。先の植物が「なんでこんなとこから?!」というような所から生えているかというアンサーは鳥さんがそこで糞をしたと言う事に尽きます。そして特筆すべきは果実は無毒ですが種子の多くは有毒と言う事です。「果肉は食べてええけど種は食べんなよ。」と言う事です。千両、南天もそこそこ大きくなりますがそれ以外の植物は結構な巨木になります。ちなみに今秋私が播種する予定なのは高性ではなく矮性のヤナギバルイラソウです。

📷②シバザクラ(ハナシノブ:道路沿い花壇)
本日は2種類の狂い咲きが確認できた非常に稀有な日です。着花トリガーがどのようにして切られたかは分かりません。普通は寒さを過ぎなければ春の花は開花しません。葉から分泌されるはずのアブシシン酸が何らかの生理障害で分泌されなかったとか言えないです。半年もたたないうちにこの様に返り咲きをする。異常、狂ってやがるぜ❕❕

📷③トキワマンサク(マンサク:図書館前植栽)
こちらも本来開花期はシバザクラと同じ4-5月です。春に近い環境とはとてもではないですが言えません。これが開花している理由もシバザクラと同じといった方が説明が付きます。
狂ってやがるぜ❕❕
このトキワマンサクは白花で冬は落葉しません。一方赤い花を咲かせるベニバナ(アカバナ)トキワマンサクは冬に全てでは無いですが落葉します。

ここまで外の植物を紹介しましたがここから家の植物を紹介します。

📷④セイタカカナビキソウ(シマカナビキソウ:オオバコ:畑の雑草)
現在の所まだ未確定です。というのはインターネット上のセイタカカナビキソウの葯と写真の葯の形が全然違うので。こういう「新種かもしれない」時ってどこに報告すればよいのでしょうか?現在ポット上げ保護しております。直後はクタッてましたが現在先を落として水に差し下のポットに植わった部分と共に元気を取り戻しました。にしてもあれだけ雑草がボーボーの畑の中でこれを見つけ出す自分の能力に脱帽です。


所で今日の本題。
今日は久々に採種法をやります。
今日は📷⑤の種子ですがこれ見ただけで何の植物か分かる方は植物にある程度精通されていらっしゃると思います。これに似た種は同じ科でよくあります。
しかし同属のタマスダレとは形状が全く違うのも面白いですよね。答えはゼフィランサス(サフランモドキやシトリナの仲間)ちなみにゼフィランサス属=タマスダレ属です。なので日本ではタマスダレが属のカシラという訳です。そのカシラだけ種子の形が違う。何かかっこいいですよね。
所で採種法は超簡単。このように蒴果が枯れて割れ目から黒いのが見えたらこのペラペラの薄い種を出すだけ。ここでなぜ種が薄っぺらか教えます。冠毛が無い種はよくこのようにペラペラなことがあります。例えばキク科のディモルフォセカもですが。これは風を受けて舞い上がって飛散しやすいような形を取っています。先に述べた鳥に運んでもらう種、冠毛で風に乗る、動物に突起などでくっつく、種鞘に種をとおくへ弾く機能がある、水にぬれるとネバネバした物質を分泌してそれで動物や自動車のタイヤ/靴底にくっつく。これだけでは収まらないほど様々な戦略で分布域拡大を図ってます。

話を戻します、球根植物の種は基本保存が利きません。ですので出したらすぐに播いてください。発芽から開花まで3年以上かかります。
分球したほうが開花が早く、私は面倒だから花茎を落としませんが普通は球根にエネルギーを回し結実にエネルギーを回さない方が得策なので結実させないために花茎を落とします。インターネットでゼフィランサスの蒴果の画像が出てこないのはそのせいです。良い子の皆さんは真似をしない方が良いです。私のような「たとえ遠回りでも実生でやるのだ!」と言う奇特な方だけ許された業です。

それでは股👋
#採種法 #ゼフィランサス採種法 #実のできる木の分布拡大法

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