夢一灯さんの園芸日記

11月22日は「いい夫婦の日」でした シニアのいい夫婦・夫婦像とは?

2023/11/28
11月22日は「いい夫婦の日」でした シニアのいい夫婦・夫婦像とは? 拡大 写真1 11月22日は「いい夫婦の日」でした シニアのいい夫婦・夫婦像とは? 拡大 写真2 11月22日は「いい夫婦の日」でした シニアのいい夫婦・夫婦像とは? 拡大 写真3

【花の日記】写真は種から育てたコスモス、よく咲きました。感謝しかありません。コスモスさん、よく咲いてくれてありがとう!! もうすぐ12月、コスモスさんのさいごの姿かもしれません。慌ただしくなる12月、今年は引越しもあるのでバタバタしていますが、なんとか、慌てずにゆっくり行動したい。焦ると、転びます。

【花の日記】
先週の11月22日は「いい夫婦の日」でしたね。しばらく前から、シニアになった今、「いい夫婦」って何だろうと考えていました。でも、とても難題で、難しかったですね。そこで、今回は、私が考えた「いい夫婦」と「シニアの夫婦像」について紹介します。でも、あくまでも個人的な考えです。様々な「シニアの夫婦像」がありますね。

「いい夫婦」の意味は、年により違うような気がします。若い頃は、生活に困らないよう、子どもがスクスク育つよう、2人で力を合わせる。二人三脚で走るようなもの。でも、会社を退職し、一緒に過す時間が多くなり、親の介護でバタバタしているシニアの今、「いい夫婦」ってなんだろう? 難題です。

夫婦と言っても最初は他人、結婚40年を過ぎた私は、嫁とは一緒にいる時間が一番多くなりました。他人が、長い間一緒に生活するということは、とても大変な気がします。お互い、生活の細かい面で違っていたのを、うまく調整しながら、生活をしてきました。そして、娘2人のことでは、いろんなことで、お互い悩みました。退職前の12年間は単身赴任で、2人で家族を守ることは、とても大変でしたね。

問題を一緒に共有し、長い間生きてきた私たち夫婦。大げさに言えば「戦友」かもしれません。最初は「他人」、そして「戦友」。さて、シニアになった今、お互いの人生を尊重し、それぞれの人生を生きる「パートナー」「良き相談相手」かもしれません。

年をとったら 「二人の時は一人のように 一人の時は二人のように」

どこかでみつけたこの言葉、以前、日記で紹介しましたが、いつも頭にあります。とても考えさせられる言葉です。二人共に70歳(嫁はもうすぐ)になった今、もう、何が起きても不思議でない年齢になってきました。そして、二人の内、どちらかが倒れて、老々介護になる時も来ます。そして、いつの日か、本当に一人になる日も・・・・そのような人生の大きな変化に対応するには、「二人の時は一人のように」が大事ですね。

「二人の時は一人のように」とは

特に私のように高齢になった男性は、考えておきたいことですね。つまり、一人でも生活できるようになることですね。そのためには、料理を含めた家事ができないといけません。そして、一人でも生活を楽しめる趣味を持つことが大事な気がします。私は、認知症の母を介護して、料理を含めた家事、花作りを覚えました。もし、これが無かったなら、70歳の今でも、一人では生活できない・・・今、考えると恐ろしいですね。

さて、「よい夫婦」とは、なんでしょう?

実は、TVで高齢の夫婦にインタービューしていました。旦那さんが「相手のことを思いやる」「忍耐」が大事だと言ってました(面白いことに、奥さんは「超忍耐」でした)。やっぱり、嫁も「超忍耐」なのかな?・・・

なお、確かに「忍耐」は必要、でも「相手の考え・価値観を認める」ことは、もっと大事な気がします。特に、親の介護(親子の関係)に関しては、私と嫁とはかなり考えが違います。最初は、少し反発していましたが、今は、違うのが当たり前と考えるようになりました。

共に自分の人生を生き、時に支え、倒れたら全面的に支える

これが70歳になった今、私が考えるシニアの夫婦像。シニアになったら、一方が倒れるまでは、お互い自分の好きなように生き、一人でも生きられるよう工夫、お互いの悩みは聞いて相談に乗り、倒れたら全面的に支える。そして、最も大事なのが、どんな時も二人で子どもを支えること。

いつかは訪れる一人、ここから始まる「一人の時は二人のように」

そして、いつかは一人になりますね。でも、想い出は頭の中に、しっかり残っています。頭の中で会話もできます。ここからが「一人の時は二人のように」の始まりです。現実は一人、頭の中では二人のように行動し、自分の好きなことを楽しむ。その為には、男性も料理を含めた家事力、とても大事ですね。家事力が無いと生活が殺伐とします。そして、一人になっても大事なのが、子どもを支えること。

以上は、あくまでも私が考えた「シニアの夫婦像」。いろんな夫婦像があって良いと思います。さて、皆さんが考える、シニアの「いい夫婦・夫婦像」とは?・・・

最後に、旧約聖書の中の「コヘレトの言葉」から紹介。「倒れても起こしてくれる友」、いい言葉ですね。多少面倒くさい旦那(私もそうですが)でも、倒れたら起こしてくれる友と考えると、いいかもしれませんね。男性の皆さん、勝手なことを言って、すいません!! 私はとても面倒くさい旦那です。

『ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すれば、その報いは良い。
倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ。』(旧約聖書「コヘレトの言葉」より)

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みんなのコメント(11)

夢一燈さん、こんにちは🌿

コスモス、とても綺麗に咲いてますね✨
種蒔きして育てる楽しみ👍

いい夫婦とは?
1人1人、良い夫婦像は違うかもしれませんね。(何故なら1人づつ人格が別だから)

それでも生活して行く為には、お互いを尊重して、助けあって、我慢して🤣いくしかありません。
私の連れ合いもとても面倒臭い人ですが、あちらもそう思ってるかも🤣

返信する

Kurokoさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

コスモス、初めて種から育てましたが、何故か、綺麗に咲きました。キバナコスモスも、種から育てましたが、手からこぼれ落ちるような、本当に小さな種。よく、あんな種から、綺麗な花が咲くもんだと、本当に不思議でした。

「いい夫婦とは?
1人1人、良い夫婦像は違うかもしれませんね。」

Kurokoさんの言われるとおりです。育った環境、歩んできた道、みんな違います。だから、良い夫婦像は、自分で考え、見つけるしかないですね。

今回、自分なりに、良い夫婦とは何かを考えることの大事さが分かりました。

「お互いを尊重して、助けあって、我慢して🤣いくしかありません。」

尊重・助け合い・我慢、本当にそうですね。自分の考えにこだわっていたらダメだと、さいきんつくづく思います。その上で、相手(嫁)の考えも認め尊重する、そして助け合う。もし、納得できない所があっても、すぐに否定することは避ける(我慢する)。本当に大事なことです。

私も嫁も、お互いに「面倒くさい」と思っている気がします。でも、それでいいかもしれません。後から考えると、嫁から自分の欠点を教えられることがあります。

いろんなことを考え、きっと、日々お過ごしされていらっしゃると、お見受けします。

私は、実母がくも膜下出血を53歳でおこし、その時、長男が8ヶ月。高次機能障害となり💦ずっと施設にお世話になっていました。長男が年長さんの12月初めに、自宅を建て、母が若くして倒れたので💦新築の家で孫と少しでも過ごせたらと、一緒に過ごしました。でも長男小5になる年の1月また倒れ、救急車🚑を呼びました。ケトン症により、意識障害、糖尿病がひどく、インスリンを日中打たなくてはならないとなり💦私には、もう無理だとなり、また施設に入ってもらいました。たった5年間の同居で、私は若かったけど、本当に介護は大変でした。泣きたくなる日も多々ありました。

老老介護という言葉を目にし。
言葉にならないほど、ご苦労あると思います。
お身体に気をつけて。
ご無理をなさらないように。

そんな時代。私を励ましてくれたのはお花です。
だから、幸せ作りなんですよ。

返信する

ぴょこぴょこさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

会社を辞めてから、親の介護をして、いろんなことを経験しました。そして、考える事も多くなりましたね。まさか、こんな年(もう70歳!)になっても、アレコレ考える自分になろうとは想像しませんでした。

親の認知症の介護は、自分を見つめ直すきっかけをくれたと考えています。そして、家事、花作りも覚えました。介護は、本当に大変で、ぴょこぴょこさんも、相当なご苦労があったと思います。実は、私は、認知症の介護で、耐えきれず、家を飛び出したこともありました(すぐに戻りましたが)。

いろんなことがあるからこそ、楽しみを見つけ、楽しむことが大事だと痛感しています。だから、ぴょこぴょこさんの「花作りは幸せ作り」の言葉に、そうだった!と教えてもらいました。

明治の文豪「幸田露伴」の言葉に、「三福の教え」があります。「惜福」「分福」「植福」です。
「惜福」は、与えられた福を使い尽くさず、惜しむこと。
「分福」は、福を一人占めせず、人に分け与えること。
「植福」は、将来のために福を植えること。

この中でも、「植福」が大事だと、幸田露伴は言っています。花作りは幸せ作りで、まさに「植福」になりますね。

認知症の母に教えてもらった花作り、庭に出て花を育てていると、なにもかも忘れ、綺麗な花をみて、心も体もリフレッシュされます。そして、球根や種から育てることで、待つ楽しみもあります。母から良いプレゼントをもらいました。

こんにちは、

今年は猛暑続きで、コスモスの生育が悪いと聞きます。
暑さに強いキバナコスモスがあちこちでよく咲いていました。
やっぱり、日本のコスモスはこれですよね指でOK

種から、こんなに立派に育てられて、すごいでするんるん

お母さまの介護、大変でしょうが、
大切にされた花たちを息子さんが育ててくれるのは、
とても幸せだと思います。
家事も頑張るなんて、奥様もお幸せ!


「いい夫婦の日」のお話、とても素敵です。

家族は、血のつながらない他人同士が最初に夫婦になって作るもの。
だから、分かり合えなくて、当然だと思います。

親子にもいろいろな形があるように、
夫婦も、いろいろな形があって、当たり前。

結婚前は両目を開けて、結婚後は片目をつぶる、
なんて、言われたこともあります。
でも、お互いに猫を被っていては気づかない。
蓋を開けたら、あれ?あれ?がたくさん。

でも、縁があって出会ったのだから、
とんでもないトラブルがない限り、
頑張って、共に歩きたいですよね。
子供の為にも。

返信する

みーばさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

コスモス、褒めてもらって恐縮です。種から咲いたのは、奇跡かも。ただ、庭に植えて、毎日の水やりと一週間に1回の液体肥料だけ。コスモスは、種から育てやすい花みたいです。

花作りは、認知症の母と一緒に花を育てる中で、母のやることをみて覚えました。料理を含めた家事は、母からずいぶん学びましたが、ほとんどが失敗から学びました。家事は「習うより慣れろ」でしたね。

最近、よく考えていたのが「夫婦って何?」ということでした。嫁も私も、それぞれの親の介護と娘二人のサポート。じっくり話す時間もなく、追われる日々。

でも、40年近く連れ添ってきた夫婦、それだけでも、貴重な関係ですよね。じゃー、これから、お互い、どう付き合うのかを考えたのが、今回の日記でした。ずいぶん考えましたが、今回の日記の内容が、私自身の「夫婦って何?」の結論になりました。

「縁があって出会ったのだから、とんでもないトラブルがない限り、頑張って、共に歩きたいですよね。」

本当にそう思います。「縁は異なもの味なもの」と言います。出会った不思議な縁を味わい、多少のいざこざ、考えの相違は、ひとまず置いて、共に歩くことから、更に、お互いの信頼も増すような気がします。

こんにちは、日記の内容の深さにしんみりしました。
一年と少し前に主人を自宅で看取りました。
母は4年前かな。認知症だったのですが施設で亡くなりました。
父は今の私ぐらいの年齢で、若くして亡くなりました。
それぞれの介護に思う事もあります。
家事の方は元々私の仕事ですから、そんなに苦労はしませんが、何か壊れたり、交換したりする時に主人が居たらなぁーと思いますね。年齢が20歳離れた夫婦だったので、居なくなった父に近い存在でした。なんでも聞けば良かったのに、今は自分で考えないといけません。
介護は、なれていたので自分が若くて身体が動いて良かったなぁ。と思いながら看取りました。
生きているうちが一番幸せな時間だったと思っています。

返信する

チョコさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

お母さんを亡くされ、そして、旦那さんも。本当に大変だったと思います。やっぱり、寂しいですね。

なお、コメントを読むと、お二人を立派に介護されたことが伝わりました。お母さんも、旦那さんも、きっと感謝していると思います。私は、認知症の母を介護した経験があるので、介護の辛さは身にしみて分かります。でも、母を介護して、母により近づけたような気がします(母は今は施設)。そして、介護で、たくさんのことを教えられました。有り難いことです。

私の父も介護しましたが、7年前に亡くなりました。亡くなって初めて父の優しさが身にしみて分かるようになりました。不思議ですね、生前は喧嘩ばかりしていたのに、亡くなってから、より父に近づいた気がします。今は、辛い時、頭の中で父と会話をすることがあります。

「一人の時は二人のように」

これを身にしみて感じたのは、父が亡くなってからでした。父は現実にはいませんが、私の頭の中にはいます。チョコさんの頭の中にも、優しいお母さん、素敵な旦那さんが、きっといて、チョコさんを支えてくれると思います。

夢一灯さん🌿こんばんは✨

お久しぶりです。もう、このコメント見ないかなあ。そう思いながらも、懐かしくて😊

お気に入りを読み返し、最近お元気なのがなあ?
って。

私、夢一灯さんの日記、すごく勉強になったし、考えさせられることもいっぱいありました🌿お一人で頑張っているのに、家族のことをとても大切にしてらっしゃって。お花も育てていらして✨

いい夫婦✨✨
いつまでも、心の支えとなる相手ですよね🌿

ありがとうございます✨

返信する

虎吉さん、こんにちは。
暖かいコメントありがとうございます。

最近、日記が書けず、大変、ご無沙汰しております。

ここ半年は、52年ぶりの高校の同窓会(幹事でした)、実家への引越しが重なり、精神的に余裕がなく、日記を書くことができませんでいた。

さらに、70歳になった今、エンディングノートを書き始め、保険、銀行口座、カードなどの情報をいかに整理していないかにア然として、かなり整理しました。

保険も見直しして、突然の出費に対応出来る保険に変更中です。年金では、突然の大きな出費は無理なので。

暖かいコメントへのお礼として、最近読んだ本の中で、感動した言葉を紹介します。

「生きがいについて」(神谷美恵子 著)から

『変化や発展というものは、たえず旅行や探険に出たり、新しい流行を追ったりしなくてはえられないものであろうか。決してそうではない。ほんとうは、おどろきの材料は私たちの身近にみちみちている。少し心をしずめ、心の眼をくもらせている習俗や実利的配慮のちりを払いさえすれば、私たちをとりまく自然界も人間界も、たちまちその相貌を変え、めずらしいものをたくさんみせてくれる。』

とてもいい言葉ですよね。特別なことをしなくても、「おどろきの材料は私たちの身近にみちみちている」、本当にそう思います。

特に、花作り、料理は、やればやるほど、いろんなことが分かり、たくさんの事を教えてくれます。花作りをやっていると、「雨・風にも負けない」たくましさを教えられ、料理は、「季節の旬の野菜・果物の美味しさ」で、あーやっぱり日本はいいなあと感じますね。

お返事いただけて、本当に嬉しいです✨

ありがとうございます😊
さすが夢一灯さんですね。先の事をキチンと考えていらっしゃる✨✨素晴らしい🌿

おどろきの材料を身近で見つけていきますね✨
毎日が楽しくなりそうです😊

日本っていいですね✨✨😊

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