これまで、椿はいろんな品種を育てました。
椿で【挿木・取木・接木】などを試作して楽しめました。
椿は盆栽の苗づくりの原点でもありました。
【異花受粉(藪椿に他家花粉を付ける)】による実生苗は、3,4年経過しても開花しないため、観察中です。
【挿木】では、古典の大輪で変化する紅白縞模様『岩根絞』は植木用です。
【取木】の花は、五島椿、藪椿の変異種、白覆輪『玉之浦』。
これは小盆栽として「かわいい」ので好き(玉シリーズ)ですね。
【挿木】で殖やせた『かぎろひ』は今も咲く黄花のベトナム花との交雑種。薄い黄色い八重花が珍しい。
そして、最後には、花色多模様に期待する鉢植えの『七曜変化』なのです。
飽きずに育てたい小盆栽用の港シリーズ『港の春』もいい。
現在、個人的な私どもの好きな椿はこの5種類です。
結果的には、全て【挿木】で殖やせることが出来ました。
【今日の挿し穂づくり】
この5種の挿木苗は、プレゼントとして来られた方に差し上げていますね。でも、3鉢は残して育てています。
私どもの【椿の挿木方法】
①【緑葉挿し】で挿し穂は今年伸びた元気枝を選びます。
②10㎝前後の長さを親樹から選びハサミで切り取ります。
③緑葉は3,4枚を半切りし(葉の蒸散を少なくする)、用土に挿す枝の部分の葉は落とし、枝下の挿す部分は「水切り」する。この時、良くく切れるカッターナイフを使うこと。
④半日間、コップの水にメネデール液を1キャップ入れ、発根ホルモンの力を借りる。
⑤用土は、新鮮な赤玉土(鹿沼土)と市販の挿木用土を混ぜたものに、軽くお箸などで穴を開け、挿す。
⑥最後に、水遣りして鉢穴からきれいな水が出るまで遣る。
⑦以後の管理で、これから日々乾いたら水遣りをするので、挿し穂が風や遣水で動かない様に桐生砂などで、固定するのが大切ですね。
盆栽用のもみじやカエデ、雑木盆栽の樹、ほとんどの苗づくりは、【挿木】で殖やせますね。
唯、出た根はすべて【不定根】ですが、盆栽用にとってはいい根だった。
写真1 お気に入りの椿で、左は『七曜変化』約10本と『港の春』約5本
写真2 水で薄めたメネデール液に明日まで浸ける。
写真3 今も、花咲くき続ける『かぎろひ』 と挿木花たち
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こんばんは✨
返信する玉之浦と岩根絞は我が家にもあります☺️
黄色いツバキは初めて見ました!!
素朴な疑問ですが、庭のツバキを見てると実がつくものと、実がつかないものがあります。
改良品種等が実がつきにくいのでしょうか?
カエデは殆んど挿木OKなんですね。
獅子頭を挿木で育ててみたいと思ってます(*^^*)
コメントありがとうございます。
返信する椿は交雑種や野生種からの変異種などたくさんの品種が作出されています。
私どもも素人なので、正確性は自信がないですが、
実が出来るのは品種は一重の花の品種だと思います。
八重の品種である『乙女椿』などはオシベが花びらになった代表格の変異種ですね。
だから、交雑種が出来ないです。
でも、八重の椿でも、オシベと花弁が一体となり、少しオシベがあれば、新しい八重の品種ができますね。
八重の植物は、オシベのひとつひとつの変異したオシベですが、めしべらしきものはありました。
結論的には、多いオシベとメシベがある一重の花(野生種)の方が実(果実)が出来やすいので原種の「藪椿」の雌しべに授粉して新種を作出するのだと思います。
この黄色の椿は交雑種で『金花茶』と藪椿の交雑種なので遅く初夏でも咲くのですね。
一重の黄色椿『初黄』も一重咲き『鴨立沢』と『金花茶』の交雑種ですね。
因みに、私どもが拘る『七曜変化』は、
古木で地植にすると、八重で、日々、色んな七色の模様椿がみられるというので、興味津々、藪椿に接ぎ木したり、挿木して殖やし、花を切ったりして、ホントなのかどうか?拙い目視で確認しようとしています。
すべての変異種を交雑化すると・・・ウーン黒いツバキに成るのだと私ども思うのですが、こればかりは細かい色素などのミクロ世界で、ある程度のDNA検査などの機器や設備がないとできないですね。
そうです、カエデやもみじはほとんど種蒔き以上に、挿木にすると不定根となり、親と同じのクロ-ン種なので殖やせます。
これは、昔からの【緑葉挿し】で簡単に殖やせますね。
【挿木】や【種蒔き】で殖やせないカエデやもみじがあれば、私どもなら【接木】で殖やしますね。
上記は、私どもの経験・体験からの素人のお勉強であり、間違いがあればご指摘下さい。meika
こんばんは~🌟
返信する実がつくツバキは我が家に3種あります。
ヤブツバキとあと2種がコレ↓
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=1052778
白い八重のツバキ(品種名不明)と岩根絞なんです。
夕方確認したら、緑色の実がついてました。
実生で育てたら、親と同じような花が咲くのかなぁ?
因みに、種が落ちて勝手に芽を出すのはヤブツバキだけです。
黒いツバキはナイトライダーとかですか?
ナイトライダーは一度地植えにしたものを移植して枯らしてしまいました💧
コメントありがとうございます。
椿の授粉は鳥などが蜜を吸いに来るので基本は【他家受粉】ですね。
私ども、
藪椿の咲く前に、つぼみのの中からオシベを取り出し、このメシベに他種の椿の花粉を付けて実が出来、これを蒔いて、4、5年になりますが開花してくれないので、困っています。
おそらく、他家授粉が出来たとしても藪椿か、どちらかの原種に帰った花かも知れないです。
こんなバカなこともしている私どもです。
最近は、鉢栽培がらの【挿木】が基本の育て方なので、種からの花の開花には、まだ年数がかかります。
藪椿は、播種から何年で開花するか、試案で来ていません。恐らく、播種苗の開花は10年前後かかると思いますね。
このことから、如何に作出家の根気・ガマン力には頭が下がります。
『黒いツバキ』は、私ども20年以上育てた鉢植えの椿『隠れ磯』が老木になり、その花が赤黒い醜い花が咲いたので驚いたのです。
品種的にある『ナイトライダー』は、まだまだ紅い花が黒く見える交雑種だと素人考えをしています。
サザンカやツバキの花は、鳥たちにより鳥媒花であり、受粉されると早く花弁は散り落ちるのだとみています。
「咲くまで大変な年数がかかると思いますが、一度種を蒔いて、開花までを実践してみて下さい。 いいお勉強にになると思います。」meika
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