ここ、5,6年はこの『サネカズラ』の「花と液果」に執着している。
いろいろと観察・試案に挑戦して現在もあきらめていません。
①【雄花先熟】は、確信している。
すなわち、雄花が先に咲き、遅れて長く雌花が咲く、【雄性先熟】のツル性の樹です。
だが、同時に咲かないので完全受粉が難しく、きれいな球果が出来ないのである。
でも、実際の自生する樹には、きれいな液果が出来ている。
②ほとんどの植物本や植物図鑑には、【雌雄異株】と書かれて紹介されている。だが、
雄樹に咲く雄花の樹の写真は無く、ほとんど実在していないのだ。最近、
やっと【雌雄同種】の樹もあると一部、記述されるようになった。
③できた果実の種を蒔いて、ほとんどが【雌雄同種】の樹である。あの赤い雄花だけ咲く雄樹が確かめられない。
④結論は、①本の樹に、早く咲く赤い雄花と遅れて長く咲き続ける雌花の樹が、現在の『ビナンカズラ(サネカズラ)』の現実だ。
この雌雄別々の花が、同時に咲く時期を見定めようと日々、目視・監察しているが、これが見えないのが現状である。
この現実・現状は、環境の異なる場所にて、たまに、雄花や雌花が見つかるが、同時発見の時期が見つけにくいのである。
今年は、早くも気候変動のせいか赤い雄花が咲き始め、受粉されていないきれいな球果(雄花の幼果?それとも両性花?)が見つかった。
写真1 雌雄同種の地植のツルに、紅いシベは雄シベ。
写真2 「近くには緑の球果(雄果?いずれ、2,3日過ぎると落果する。)がきれいに出来ていた。」
2024年05月30日に観察撮影
※【雄花先熟】は故意の活用で、正しくは【雄性先熟】です。
また、【雄果】なんて無いね、雄花にこんなきれいな「幼果」が見れたために勝手な語彙表現。
※オシベはひょっとすると、メシベに変異するのか?なんて考えると、「ホント、植物っておもしろい!」???。
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こんばんは!
返信する私も美男カズラを一鉢持っていますが
雄花と雌花が同時に咲いた事はありません。、
挿し木苗を地植えにしたら何もしなくても
実がなりました。樹勢が大事の様な気がします。
本には雄花の花粉を冷蔵庫で保管と記載されて
いますが、その前に雌花が咲かない。。。
コメントありがとうございます。
1本で実がつくという事は、両性花であり、雌雄異株は花の図鑑や諸本が間違いだという事になります。
現実に、雄樹や雌樹が別々に存在しない(単性花)からです。
最近は、【雌雄同株】として、1本の樹に雄花と雌花が咲くという事実に傾いているように思えます。
私どもは、更に、この授粉は普通の花、すなわち花ひとつの中に、オシベとメシベを持つ【両性花】に進化しつつあるのでないかと考えています。
受粉や授粉は、種を残すという植物にとって最も大切な行為なので、何とか素人観察を続けています。
すなわち、自家受粉できるかどうかの進化途中かもしれないね。
こんな事を考え、勝手に憶測し、興味と感心を持ちながら、
「ホント、植物を育てることは面白いですね。」
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