蠱毒プランター(※)の中でベロニカとワイヤープランツとティアレラに挟まれながら、それなりにがんばっているように見えたヒナソウ。上の方に花や緑の葉が見えるので油断していたが、根元を覗いたら蒸れて悲惨なことになっていた。慌てて蠱毒プランターから離脱させ、枯れて腐った茎を取り除いて(と言っても、ほぼどの茎も根元は傷んでいて、全部取るわけにもいかない)水はけの良い土に植え替え、棚の上へ(写真1)。が、これはもうだめかもしれんなあ……。
(※)蠱毒プランターについてはこの記事↓参照。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=1204755
ヒナソウはこのサイトの植物図鑑でも🌱一つで、「栽培容易」「暑さ寒さに強い」「初心者向き」みたいなことが書いてあるが、少し検索してみたら、皆さん夏越しにめちゃくちゃ苦労されてるじゃないですか! だいたい北米だのオーストラリアだのの平原のような所が原産の植物と日本の平地の夏の相性が良かったためしはなく、その時点で警戒すべきだった。「栽培容易」に騙されて甘く見ていた。
私は園芸では花を咲かせるより維持と増殖に情熱を燃やす系なので、宿根草のつもりで入手したものが一年以内に枯れたりすると非常に悔しい。最近では、この春先にサルビア・アズレアが急病でやられたのも大ショックだった。(いまだに諦めきれず、芽の出ない鉢に水やりを続けている。)サルビア・アズレアも普通は栽培容易とされ、私も甘く見て挿し木の予備苗も作っていなかった。しかしこのへんの植物(日本の多くの平野部より乾燥気味の地域出身の植物)にとって、多湿は時に致命的ということを再認識した。
このヒナソウは花の後に写真2のような実を大量に着けているので、これをばら撒けば次世代が生き延びてくれる可能性もある。しかし、こんなに小さい種(この実の中にさらに種が複数入っているはず)があちこちで発芽したとしても、ヒナソウだと判別できる自信ないぞ。
写真3。気を取り直して、ソバナ。蕾らしきものが出てきた。まだ小さい苗で本来の形の花穂ではなさそうだが、咲くならちょっと見てみたい。(こいつも京都盆地なんかに連れて来られて内心不満そうな山地出身植物なので、枯らさないように気をつけないと。)
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