先週の休みの日に板付けしたファレノ(胡蝶蘭)の手順です。
写真① らん展で馴染みの蘭屋さんから「これ持って行きな」と貰ったミニ胡蝶蘭
100均の籠に入れて、隙間にバークを入れただけですが開花しました
ボードバークの手ごろな板があったので、板付けしてみました
写真② 左 上段 籠から出した根の状態
下段 傷んだ根をカットした状態
右 上段 前の晩からゆっくり戻したミズゴケ
5Aだとミズゴケの1本が長くフカフカです
下段 板付け用の糸
先日のサンシャインで購入した板付け用の糸です
カトレヤの原種ワルケリアナの専門ナーセリーのサトックスさんで販売していました
何が良いって、糸の端を持って、根を覆ったミズゴケにクルクル巻き付け、最後は強めに引くと糸は切れますが、そのままで、糸が外れません
結ぶ必要が無いし、ナイロン状の弾力のある糸なので、きつく巻いても根を傷めず、しっかり固定できる優れものです
販売ブースで見つけた際、お試しをさせてもらい、良さをしっかり確認
実演販売のようになり、「これは便利、使いやすいぃ~ しゃちょ~ お値段はお高いんでしょ」
「えぇ~ 800円 やすぅ~い」
と、どこぞの通販のようになったら、蘭友さんや周りの方々も購入して完売に
らん展では資材にも目を配ると良いものが入手できます
写真③ 上段 上下の向きや、株の位置を決めて仮置き
この後、根に薄くミズゴケを被せて、新兵器の糸でグルグル巻きにしました
下段 板付完成
1週間ほど室内の日陰に吊るし、葉へのシリンジだけで養生します
1週間後から明るく風通しの良い場所(うちでは室内)に吊り、株全体、板の表裏にもタップリシリンジします
肥料は与えません
半年ほどこの状態で様子を見ます
忘れた頃に(本当に忘れると乾燥し過ぎて枯れます)根は活着してきます
毎日の観察、シリンジを忘れなければ大丈夫です
板付のポイント
・傷んだ根は思い切って切る
水を掛けてしばらく置いても緑色にならない根を残すのはNG
・ミズゴケは前日から戻し、ふんわりした状態で使う
直前に水にドボンして絞っただけのミズゴケはNG
・根は直接板に乗せ、その上に薄くミズゴケを被せる
板にミズゴケを敷いて、根をミズゴケでサンドイッチするのはNG
・株は鉢植えとは逆の向きに板付けする
鉢と同じ向きに着けると、生長点が傷みやすいのでNG
・半年以上は糸を取らす、発根も確認しない
板に付いたか確認するために早い時期に糸を外してしまうのはNG
園芸相談を見てみると、失敗する方は不安なのか せっかちなのか、数か月で諦めて鉢植えに戻し、更に調子を悪くしています。
一度板付けしたら、長い目で見守ってください。
湿度を補うためにシリンジは有効ですが、根にまで1日に何回もシリンジすると、根が伸びないし、活着も遅れます。
これは、常に水があると、根を伸ばして水を取り込もうとするのをサボるからです。
湿度が高いときも、葉にシリンジは不要です。
あくまでも夕方以降に1回、たっぷりのシリンジで大丈夫です。
気温、湿度、通風など環境に応じて、適切にシリンジを増減してみてください。
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レプトさんこんにちは。
返信する早速教科書として印刷しました☺️
胡蝶蘭といえば、選挙事務所や、開店記念の店先に飾られるびょ〜んと伸びた立派なのを想像しますが、最近はコンパクトなテーブル胡蝶蘭も沢山出てきましたよね。
お盆のお花を予約に行ったお花屋さんで、贈り物用のテーブル胡蝶蘭が2000円前後で売られていました。
小さくても綺麗に先揃わせるのには、技術も必要なのに、2000円そこそことは。
それなりの値段をつけてあげたいなあ と思いました☺️
えびねっ子さん こんばんは。
胡蝶蘭の原種は、花が小さくコンパクトなものが多いです。
所謂、贈答用の胡蝶蘭は交配を重ねて、あのように輪数が多く、花のサイズも大きくしています。
メリクロンが出来るようになり、胡蝶蘭の原価は驚くほど安い価格です。
らん展などでも最終日には、3鉢1500円で売られることもあります。
価格破壊で、生産者さんの中には廃業する方も何人も居らっしゃると、蘭屋さんkら聞いたことが有ります。
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