今日の日記パート2は大船フラワーセンターの後に行った、
町田ダリア園で観たお花です。
ちょうど今日から今年のシーズン営業が開始、ということで
なんと今日は無料開放でした。
しかも、お花もたくさん綺麗に咲いていて、思った以上に
長居してしまいましたね。
毎年同じようなこと、書いている気がします…(笑)
ということで、毎年恒例の今年のニューフェイスな
ダリアをどうぞ。
写真1:おいてけ堀
いきなり、名前からしてスゴイ…。
最初はこのオレンジと白の鮮やかなお花が見えて、
綺麗だな~と見ていて、名札が見える方に回ったら…。
ビックリしちゃいますね。
で、名前に付いて調べてみると…。
置行堀(おいてけぼり、おいてきぼり)。
本所七不思議と呼ばれる、東京都墨田区本所辺りを舞台とした
奇談、怪談の1つで現在も使われる、置き去りにすることを
意味する「置いてけぼり」の語源でもあるそうです。
語源となったお話。
江戸時代、錦糸町辺りのお堀で町人たちが釣りをしたところ、
魚がとてもよく釣れました。
…が、その時、お堀から「置いていけ」というおぞましい声が
聞こえ、恐ろしくなり逃げ帰った後、魚籠を覗くと
たくさん採ったはずの魚が忽然と消えていたそうです。
この話を基にした落語や、派生で結末が変わっていたりする
お話もいくつかあるようですね。
また、同様の言い伝えのあるお堀が別の場所にもある…とか。
写真2:須佐之男
江戸時代から、更に神話の時代にさかのぼってしまいました。
いわゆる黒系のカクタス咲き…良い色ですね~。
須佐之男(スサノオ)。
天照大神の弟にあたり、当初は狼藉を働く荒くれた
神様でしたが、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を
退治した英雄でもありますね。
大学では日本文学専攻だったので、
こういうのもやりました…懐かしい。
写真3:夏は夜
ということでもう1つ日本の名作古典文学シリーズ。
言わずと知れた清少納言の「枕草子」の一節ですね。
実はこのお花の近くに「春はあけぼの」
「冬はつとめて」という名札も確認できました…が、
お花は観られず。「秋は夕暮れ」もありそうですね…。
枕草子。
古典文学ということで文章は現代と違って
何やら、難しそうに見えますが…実は今で言うなら
「ブログ本」みたいな感じなのですね。
好きな物について語ったり、宮仕え…いわばお仕事で
今日はこんなことがあった…とか、そんな内容が
色々と綴られているのです。
高校生の時だったか…授業で少しだけ国語の先生が
橋本治さんの「桃尻語訳枕草子」を紹介して下さった
ことがあります。
枕草子を発表された1987年当時の女子学生風の
言葉遣いに訳した本とのことですが
1987年…現在45歳の私が8歳の時、つまり、まだ小学生でした。
今読むと、さすがに時代を感じるかなぁ。
そうそう、今日は観られなかったのですが、今日
一番インパクトのあった名札が「黒い心臓」。
これでも…お花の名前なんですよね。
どんなお花なのか、ヒジョーに気になります。
英語でブラックハートだとそれほどでもない名前ですが
やっぱり、「心臓」っていう漢字の印象がとても強いですね。
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
![]() |
![]() |
![]() |
---|---|---|
ペチュニア 2024/07/02 | 20240630 ウサ... 2024/07/02 | ゆづとシバの師... 2024/07/02 |
![]() |
![]() |
![]() |
雨に打たれて 2024/07/02 | 折り返し〜 2024/07/01 | 毎年咲いてたのよ 2024/07/01 |
ハイヤ!
返信する今日も楽しい名前の由来をありがとうございます
置いてけぼり、先日ちょうど読みました
その話の尾ひれは、カッパを捕まえようと言うものでした😆
黒心臓など、これからご紹介いただけるのがとっても楽しみです‼️
きゅーさん、Hiya!
コメントありがとうございます。
おいてけ堀、きゅーさんにはタイムリーな
話題でしたね。
声の主は河童など、やはりお話によって
バリエーションがあるようです。
黒い心臓、気になりますよね。
まだ蕾もなさそうだったので、来月中頃には
観られるか…楽しみです。
もちろん、観られたら載せますね☺️
おはようございます♪
返信する蒸し暑い梅雨なのに
寒暖差もあるのに
こんなに大きくて華やかに咲くダリア、素晴らしいですよね!
花名の由来~想像力が豊かですね~!
黒い心臓、ドキッとしちゃうな。(笑)
ちっぷさん、コメントありがとうございます。
この中では特に花壇の中の方に咲いていても
存在感バツグンな、おいてけ堀が一番大きい
お花だと思います。
10cmは確実に超える大きさでしたね。
黒い心臓は名前がスゴいですね。
須佐之男みたいな色…なのでしょうが心臓。
おいてけ堀みたいな形のお花かなぁ…と思いました。
ゆうきさん、こんばんは😊
返信する出ましたね~😁毎度のことながらダリアのユーモア溢れるネーミング🤭毎年なんじゃそりゃ😳という名前のダリアをご紹介頂きますよね🤣しかもゆうきさんの詳しい解説付き✨有り難いかぎりです😌
それにしてもお花はどのお花も美しいですよね😍個人的には須佐之男が好みですが黒い心臓気になりますね😆
びずこさん、コメントありがとうございます。
町田ダリア園、もちろん毎年お花を観に行くのが
楽しみなのですが、お花そのものはもちろん、
個性的な名前も注目ポイントですね。
須佐之男、入場口を通った直後にカッコイイ黒っぽい
お花が見えて、テンション上がりましたね。
私も大好きなタイプのお花です。
黒い心臓は本当によくこんな名前を付けたなぁ…と
思います。
英語でブラックハートなら、何だかありそうな
感じですがあえて「心臓」という言葉を
お花の名前に付けた…作られた方にお会いする機会が
あったら、どんな想いをその名に込められたのか
伺ってみたくなりますね。
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。