挿し木は計画的に！｜園芸日記bytoraji2023｜みんなの趣味の園芸

写真1

写真2

という戒めが必要ということは、無計画に挿し木をしてしまう人がいるわけです。はい、私のような。

一昨日花を見届けたフウリンブッソウゲ、根張りに対し丈が高すぎて不安定なので、真ん中の長い枝を半分くらいに切った。切ったら、30cmくらいのしっかりした剪定枝が手に入った。
となると、これを挿し木にしないで捨てるという正常な判断が私にはできないのである。「もったいないから」「親木が枯れるかもしれないから」等々と理由をつけて、ふらふらと吸い寄せられるように挿し木をしてしまう。
さらに言い訳をするなら、こういう新しい植物に接すると、どのくらい「着きやすい」かを知りたくなるということもある。挿し木ができた後に苗をどうするかというあてもなく、好奇心に負けて挿してしまうのである。

とはいえ今回はかなり杜撰に挿したので、全部活着はしないだろうというのが救いだ。挿し木用土も使っていないし、ポットの下半分など使い古しの土である。逆に言えば、これで活着するならフウリンブッソウゲはかなり「着きやすい」植物だと言える。

しかし冗談でなく、無計画な挿し木は危険である。去年親株を買ったバーガンディアイスバーグが、なぜか大小あわせて4株に増えている。挿し木のポットは無意識に勘定に入れていないのでうちのバラは5、6鉢だと思っていたが、ポットを入れれば10鉢を優に超えていることに気づいた。バックアップだ何だと理由をつけているが、親株もそうそう枯れるものではないし、要は「もったいないから挿しちゃった」のである。

ということで、当分（少なくとも）バラは挿さないぞ！　絶対挿さないぞ！

実際、種苗法とかのアレもあるし（私の育てているバラはほとんどノンパテントだが）、それもあって売るわけにはいかないし、売っても売れないし、増えたら置き場所もないし、持て余して捨てるなら手間と時間の無駄だし、「生命の冒涜」感も多少あるし、つまり、無計画な挿し木は何もいいことがない。
まだこういう状態に陥っていない皆さんにはこれを他山の石として、「挿し木は計画的に」「剪定枝は挿さずに捨てる」を心がけていただきたい所存。

写真2枚目は、開花翌日にあっさり地に墜ちていたフウリンブッソウゲ。儚い。


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みんなのコメント（4）

なっぷる 2024/07/14

あ〜良くわかります💦

torajiさん　おはようございます😄

挿木、株分け、種蒔きが大好き、増殖大好き…
あげく普通あまり種蒔きはしないでしょう？というものまでチャレンジしてしまいます😂
去年はアジサイの種蒔きをしてみました。
結局失敗しましたが😆
挿し木が簡単だけど…増やす必要有る？…植え場所は？…と分かっているんですけど〜
ただただ無計画なんです🤣

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toraji2023 2024/07/14

おはようございます。
増殖大好きで、さらにケチという性格が加わると、芽や根の出そうなものはとりあえず埋めておくという発想になってしまうんですよ。しかも増えたらもったいないので育ててしまう……。結果、場所も取るしそれぞれに鉢やら土やら肥料やら必要になるし、全くタダでは済まないんですが。

アジサイの種まきは珍しいですね！　結実するアジサイもあるとは聞いていますが。実生は、親とは違うものが出てくるのが面白くてまたやめられないですよね。